ツール・ド・フランスを盛り上げてくれる選手が一人、ツールから去ってしまった。
第7ステージがスタートして、わずか7km地点でティージェー・ヴァンガーデレン(EF Education First)が落車。
顔面から血を流しながらも、ゴールまでたどりついた。
しかし、チームは金曜日の夜に、彼のケガは深刻過ぎるために継続できないと発表された。
落車した理由
After crashing on stage seven of #TDF2019, Tejay van Garderen has been forced to withdraw from the race due to a fractured hand. We’re sad to see Tejay leave @LeTour and wish him a speedy recovery.
Full story 👇https://t.co/FYjxP2WJSf
— EF Education First Pro Cycling (@EFprocycling) 2019年7月12日
EF Education Firstの医師は、フィニッシュラインで直ちにティージェー・ヴァンガーデレンを検査し、レントゲン技師によるX線検査が必要であると判断した。
EF Education Firstのメディカル責任者Kevin Sprouseは、次のように述べている。
「レントゲン検査を受けた。複数箇所の擦過傷に加えて、中手骨の付け根に骨折があることが判明した。
副木をあてがわれており彼は、ステージ8をスタートしません」
足、手、顔に血を流してステージを終えたティージェー・ヴァンガーデレンは、明らかにツールを去ることに失望し、自分以外には誰も責任がないと付け加えた。
「クラッシュは個人的なミスの結果だ。紙のようなものが巻き込まれているのを見たので、下を見た。それで、中央分離帯のポールに当たってしまった。
私には非難する人はいません。私のせいで誰もけがをしないことを本当に願っています」
ティージェー・ヴァンガーデレンは、2017年にクリスフルーム(Team Sky)に次いで総合2位となったリゴベルト・ウランの山岳での重要なアシストになるとされていた。
また、マイケル・ウッズと共に山岳でのステージ優勝の可能性もあったのだ。
「リゴベルト・ウランとマイケル・ウッズは、どちらも表彰台を獲得し、ステージを勝ち取ることさえできる。
さらにツアー全体を勝ち取ることさえも可能だ。それに貢献するために走っているのはやりがいがあった。でも、こんなことも起きるんだ」
チームCEOのJonathan Vaughtersは、このような状況でライダーがツールを離れるのを見るのは決して良いことではないと語った。
「レースディレクターと話をした後、骨折した骨に継続的なダメージを与え続けるのよくないと判断した。
他のライダーの安全も考慮しないといけない。180人のライダーと一緒にレースをするとき、手の役割は重要だ」
ティージェー・ヴァンガーデレンは、マイケル・ウッズと共にツール・ド・フランス前に、6時間の山岳トレーニングをしていたのに残念。
ティージェー・ヴァンガーデレンの乗るタイムトライヤルマシン。タイムトライヤルも走りたかったでしょうね~
コメント