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ミケル・ランダはなんで落車したのか? ツール第10ステージの最大の犠牲者

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https://twitter.com/movistar_team
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ツール・ド・フランス第10ステージは、ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma)がスプリントでツール初勝利。

普通のスプリントステージかと思っていたら、総合の順位は横風分断によって大きくシャッフルされてしまった。

ティボー・ピノ(Groupama-FDJ)とヤコブ・フルサン(Astana)が最も注目を集める犠牲者で、リッチー・ポート(Trek-Segafredo)とリゴベルト・ウラン(EF Education First)もIneosとDecuninck-Quick-stepによって置き去りにされた。

しかし、最も被害を受けたのはゴール前19km地点で落車したミケル・ランダだった。

彼は、このステージだけで2分9秒遅れ、総合では4分15秒も遅れ総合21位に転落。

何故、ミケル・ランダは落車してのでしょうか?

 

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ロマン・バルデは容疑を否認

ミケル・ランダが落車した映像は上空からしかない。

見てみると、ワレン・バルギル(Arkéa-Samsic)がバランスを崩し、ミケル・ランダにぶつかった。

ように見える。

 

ミケル・ランダは、看板を持っている見物人のグループにぶつかって、それが彼の転倒を和らげたのかもしれない。

 

しかし、ランダは、バイク交換を必要とした。
第2集団にも間に合わなかったために、ジュリオ・チッコーネのいる第3グループでゴールすることになってしまった。

 

ロマン・バルデ(Ag2r La Mondiale)は、ツイッターで、

「申し訳ないけど、僕じゃないよ~、もう一度見て下さい」

と容疑を否認している。

 

 

ジュリアン・アラフィリップは、ステージの後に、フランスチャンピオンのワレン・バルギル(Arkéa-Samsic)が転倒を引き起こしたと主張しているが、ランダもバルギルも確認していない。

犯人は誰だ?

 

ワレン・バルギルが自首

https://twitter.com/WarrenBarguil

 

ワレン・バルギルはツイッターで、

「クラッシュを引き起こして申し訳なかった」

と言ってあっさりと容疑を認めた。

バルギルは、アラフィリップの後輪にはすってしまい、左にぐらついた。

それで、左側にいたランダにぶつかったと説明している。

つまり、ワレン・バルギルはミケル・ランダのおかげで、転倒しなくて済んだのだ。

 

ジュリアン・アラフィリップは、自分のホイールに誰かが接触したのが分かったので後ろを振り向いたのだろう。

 

風速計で風を確認

 

横風区間で攻撃を仕掛けたTeam IneosとDecuninck-Quick-stepは、先にチームカーを走らせて風速を確認していた。

そこで、ジャストタイミングから攻撃を仕掛けて、横風分断に成功した。

逆に、最初に攻撃を仕掛けたEF Education Firstは、タイミングが早すぎたのだ。

Team Ineosが全開で仕掛けた時に、EF Education Firstは全員遅れてしった。エースのリゴベルト・ウランは1分40秒遅れでゴールという結果になってしまった。

風を読むだけではなくて、実際に確かめてから攻撃したチームが勝ったということになる。

 

2019 ツール・ド・フランス 第10ステージ ハイライト

 

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