Princeton CarbonWorksが、またも意欲的な驚くほど軽量なホイールAlta 3532を発表。
これまで、同社のPeak 4550ホイールは、重量1,,071gで驚くべき軽量だったのだけど、さらに上回っている。
今回のAlta 3532は、前後合わせて950gなのだから、これほど軽いホイールは探しても中々ないのでは。今シーズンにINEOS Grenadiersが山岳で使うかもしれないホイールだ。
Princeton CarbonWorks Alta 3532
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リムの深さは32mmから35mmの間で変化し、リムの重さは348g。ホイールセット全体の重量は、950g と驚くほど軽量だ。
この正弦波振動で左右対称のリムの波型は現在もSRAMと紛争中。
途中経過の報告があったのだけど、両者の主張を認める結果が出されており、今後もSRAMのZIPPホイールとの争議が続いていくようだ。裁判内容がマニアック過ぎたので、こちらでは記事にしていない。
Princeton CarbonWorksは、今回のAlta 3532について次のように説明。
「新技術に関して言えば、 Alta 3532は、PCWで安定した新しい Evolutionリム設計とレイアップを利用する最初のホイールセットです。
ホイールは、リムの形状を利用してスポーク角度のバランスをとることで、スポークの張力バランスを改善し、最終的に全体的なパフォーマンスを向上させている。
急勾配のスポーク (後輪のドライブ側と前輪のディスク側) は、リムの深い部分に取り付けられている。これは最終的にホイールのスポーク角度のバランスを取り、全体的なホイールのビルドを改善するのに役立ちます。
スポークの噛み合わせを助け、より直接的なスポークとリムのインターフェースを作成するために、可変断面を使用している。
ニップルベッドは、リムへのスポークの進入角度をより適切に一致させるために、各スポークでドライブ側から非ドライブ側に連結する。」
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Alta 3532ホイールの内部リム幅は21mm、外部リム幅は28.6mm。
リムはフック付きで、チューブレスのセットアップをすばやく簡単に行えるように設計された、穴を開けていないタイヤベッドを備えている。
21mmの内部チューブレス対応クリンチャーとチューブラーで利用可能。
Alta 3532ホイールは、ディスクブレーキとリムブレーキの両方で使用可能。
最軽量の950gの重量は、Tactic Racing TR01 ハブで構築されたチューブラータイヤ用のバージョンのものだ。
スポークは、Sapim CX-Ray。 同様のチューブレス対応セットアップの重量は 1,148gとなる。
Princeton CarbonWorks Alta 3532 Spec
Alta 3532, les roues les plus légères de Princeton CarbonWorks : https://t.co/28HoDgRZAR pic.twitter.com/moipMFJnbG
— Matos Vélo 🚲 (@matosvelo) February 24, 2023
- ブレーキの種類 : ディスク、リム
- リム内部幅 : 21mm
- リム外部幅 : 28.6mm
- タイヤ : クリンチャー チューブレスレディ、チューブラー
- ハブの種類 : TUNE、White Industries、Industry 9、CarbonTi、DT240、Chris King、DT180、Tactic Racing TR01
- ロゴ : マットブラック、マットホワイト、グロスクローム、グロスゴールド
- フリーハブ全体 : Shimano、XDR、Campagnolo
価格は、$ 3,000.00(約39万円)からとなっている。タイヤ種類、ブレーキ種類、ハブの選択によって価格はかわる。
ヒルクライム用軽量ホイールでも、ここまで軽いホイールは中々ない。
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