アメリカ、ユタ州を拠点として活動するFezzari。
FezzariのEmpire SLは、最新のオールラウンドなカーボンDiskロードバイク。
Fezzariはダイレクト販売をしており、Disk仕様でありながら安価で軽量なバイクを提供している。
そのFezzariのEmpire SLのレビュー記事があったので紹介です。
Fezzari Empire SL
100%内部ケーブル配線、統合されたシートポストクランプ、32mmのタイヤクリアランス、および独自のモノフォーム構造あり、競合他社のバイクと比べてもコストパフォーマンスが高いバイクとなっている。
最近のトレンドを抑えてますね。
クライミング専用バイクではないが、815gと超軽量のフレーム重量。
エアロ専用バイクではないが、内部ケーブルルーティングや細いフォークなどエアロ性能は十分考えれているようだ。
耐久性のあるバイクだが、サスペンションシステムなどはないので全体のバイク重量も限りなく低く抑えることが出来る。
重量は、16.15ポンドなので7.3kgと軽量。これらは軽量パーツを使うと7kは軽く切ってきそう。
バイクには、SRAM Force AXSが装備されていたのでSRAM Red etapならば更に200g軽量化。ホイールも交換すれば~。
FezzariのEmpire SLは、Monoform構造を使用している。
通常のフレームは、チューブ同士を接続したり、リア部分を接続したりするがFezzariのMonoform構造では、1ビースの金型を使用している。
Fezzariのフレームは、より強度が必要なマウンテンバイクのフレームテストにも合格するほどだ。
4mmボルトと内部ウェッジシステムにより、FSAシートポストとストックErgonサドルが所定の位置に保持される。
ボルトはかなり露出しているので、組み立ての際にグリースを塗っておいたほうが良いだろう。この位置だと雨とかの場合に困りそうだ。
SRAM Forceキャリパーと160mmローターを使用。12mmのスルーアクスル装備となっている。
タイヤクリアランスは32mmと十分。
テストバイクには28mm Schwalbe Pro Oneチューブレスタイヤが付属し、ワイドENVEリムで幅は32.4mmに膨らんだ。
ドライブトレインは、46/33リングと10-33カセットを備えたSRAM Force AXS。
フロント46ならば、ほとんどの平地はアウターで走れそうです。
Fezzariは出荷する前に、すべてのバイクを組み立てて試乗しテストを行う。
Diskブレーキの場合、組み立てるのがリムブレーキに比べて難しい。だがユーザーの組み立ても簡単に出来るように工夫している。
そのため、今回の全ての組み立ても30分で出来たそうだ。
100%のケーブル統合を可能にするFSAバーとステムですっきりとした仕上がりとなっている。
仕組みは上の写真のようにシンプル。
さらに、ダウンチューブポートに機械式ドライブトレインまたは有線電子システムを使用出来るように配慮されている。
FezzariはBB86ボトムブラケットシェルを使用しており、SRAM DUBスピンドルはストッククランクセット仕様となっている。
Fezzari Empire SLには、3つのボトルケージがある。だが、一番下のケージでは小さな550mlのボトルしかはいらない。
これよりも大きなサイズのフレームならば700mmサイズのボトルでもOKとなるだろう。
路上では、Fezzari Empire SLは好調に走り、競合他社の自転車に比べてマイナス面を感じることはできない。
ジオメトリは安定して俊敏に感じられ、パーツの仕様は素晴らしく機能し、十分な剛性がある。
Fezzari Empire SLは最近のバイクトレンドの全てを網羅したバイクであり、コストパフォーマンスは大変良いバイクだ。
Empire SL Pro Raceの価格は、5,199ドル(約56万円)。
フレームセットは1,999ドル(約21万6千円)で現在入手可能。
Fezzariには、30日間の返金保証と生涯のフレーム/フォーク保証が含まれている。
コメント