ツール・ド・フランスでの落車が影響
8月12日(日)イタリアのグラスゴーで開催されたヨーロッパ選手権。
サガンは、2016ヨーロッパ選手権では初代チャンピオンに輝いています。今回は、2度目のタイトル獲得を狙っていました。
サガンツイートより
I tried hard, I gave my best at the @UEC_cycling European Championship in @Glasgow2018 but I’m still feeling pain in my back and hip. I had to stop racing after 150km and I need some more time to fully recover from my @LeTour crash. Thanks, everybody! https://t.co/nsH3VxuHxL
— Peter Sagan (@petosagan) 2018年8月12日
ツイッターの中で、
男子は16キロを走り、14.4キロメートルに及ぶ波状のコースを周回して合計230.4キロ走ります。
ウエットな路面とテクニカルなサーキットで、生き残るには、足がないと無理なコースだったようです。
サガンのライバルとされたスプリンターは、
- アレクサンダー・クリストフ (ノルウェー)
- ワウト・バンアールト(ベルギー)
- エリア・ヴィヴィアーニ (イギリス)
- ジョン・デゲンコルプ (ドイツ)
いずれも、各国を代表するスプリンターですね!
面白いのは、いつもの所属チーム別に走るのではなくて、世界選手権と同様に各国でチームを作って走るレースなのです。
10名ほどが逃げて集団からリードを奪う展開。サガンは集団後方に位置しており追撃に乗ることもなく、残り85キロでリタイヤ。
ノルウェーはディフェンディングチャンピオンのアレクサンダー・クリストフを守るために速いペースを守って集団コントロール。
サガンの目的は、今年のワールドチャンピオンのジャージーと、ツール・ド・フランスで獲得したグリーンジャージーに加えて、今年のヨーロッパタイトル獲得を目指していた。
ヨーロッパ選手権の覇者も1年間レースでチャンピオンジャージを着ることができます。
サガンは、202011年6月以来のロードレースでは、トレードチームのジャージを着用していません。 欧州チャンピオンのジャージーを獲得することは、もし9月下旬のオーストリアのインスブルックの世界選手権タイトルを守れなかった場合に変わりに着用する可能性のあったジャージなのです。
世界選手権は厳しい山岳周回コースなのでサガンにとってもタイトル防衛は厳しいものになると思われます。
2018ヨーロッパ選手権覇者は
イタリアチームのマッテオ・トレンティンがマチュー・ファンデルポール(オランダ)とワウト・バンアールト(ベルギー)をゴールスプリントでくだして優勝。
写真でも、わかるように後ろで手を上げている、ダビデ・チモライのアシストを受けて最後のゴール勝負をトレンティンが制しました。
トレンティンはオーストラリアのミッチェルトン・スコットに所属している選手。2011-2017までクイック・ステップに在籍しています。
サガンの今後のレース
サガンは、世界選手権の前にEuroEyes Cyclassics Hamburg(ユーロアイズ サイクルクラシックとブエルタでで次のレースを行うと述べた。
「まだいくつかのレースが残っているが、ハンブルクとベルタもある。シーズンの終わりにベストを尽くそうとしている」
サガンには、世界選手権頑張ってほしいですね!
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