2021世界選手権で引退を発表していたトニー・マルティン。
男子エリート個人タイムトライヤルでは6位の好走を見せた。
それだけでも凄いのだけど、ミックスリレーではドイツチームの代表として最後にアルカンシェルのジャージを追加した。
15年のキャリアの最後を世界一で飾るというのはちょっとあり得ないことだけど、それをやってのけたのだから凄いことだ。
8度目のアルカンシェル
LEGEND.@tonymartin85 🇩🇪 completes his last event as a professional cyclist! 🙌#Flanders2021 pic.twitter.com/JZRph8Ugbo
— UCI (@UCI_cycling) September 22, 2021
トニー・マルティンは個人タイムトライヤルで、2011年、2012年、2013年、2016年と4回のタイトルを獲得。
更に、チームタイムトライヤルでは、2012年、2013年、2016年と3度獲得している。つまり、2021年のタイトルで8回目のアルカンシェル獲得となった。
こんなライダーは他にいないだろう。
トニー・マルティンはインタビューで
ドイツチームだけでなく、私にとっても。プロとしての最後の日がこんなにいいとは思ってもみなかった。金メダルを取ることは一つのことだが、ファンが私に別れを告げる方法は本当に感動的だった。私はさよならを言うことができてうれしい。
この勝利は、どのくらい評価が高いですか？
非常に高い。私の最初の世界タイトルはもちろんサイクリストとしての最も美しい勝利だが、状況のためにこれも非常に高く評価している。おそらくすべての中で最も感情的な勝利だ。
再びタイムトライヤルバイクに乗りますか?
正直に言うと、私はチームのタイムトライアル用のバイクをすべて持っている。
いずれにしても諦めなければなりません。家にはE-BIKEしかありませんが、他にも思い入れのあるバイクがたくさんあります。でも、あのようなバイクに戻るのはしばらく先になりそうです…。
日曜日のロードレースでのお気に入りは誰ですか?
もちろん、チームメイトのワウト・ファン・アールトをサポートする。
しかし、ドイツ人の一人がうまくいけば、私もとても幸せになるだろう。しかし、特にそのような強力なチームでは、ワウトを打ち負かすことは難しいだろう。レムコとの計画が正しければ、うまくいくことがわかる。
トニー・マルティンは、引退会見では、本当に深刻なことが起こる前に別れを告げると言っていた。
病院に行く途中、36歳で、血と痛みに満ちた救急車に2回横たわっていた。そして、2人の娘のお父さんが、本当に価値があるかどうか疑問に思い始めたと言う。ここで何をしているのか?
トニー・マルティンは、本当に最高の形でキャリアを終えることが出来た。大きな決断だったと思うけれども、健康であるうちに止めるのも一つの締めくくり方だ。
マーティンは彼の将来について確固たる計画を持っておらず、日曜日に差し迫ったダウンタイムを楽しみにしていると語った。
まずは、地下室にあるレインボージャージの数々を家の見える場所に飾ることから始まるだろうと言っている。ゆっくりと過ごして貰いたい。
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