ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第1ステージでは、Uno-X Pro Cycling Teamのアレクサンダー・クリストフが、ソーレン・ヴァーレンショルトのリードアウトを上手くいかして勝利。
向かい風をもろともしない走りを見せた。
優勝候補のファビオ・ヤコブセンは、ラスト2kmからの登りで遅れ前に戻るのに力を使う。そして、向かい風でミケル・モルコフのリードアウトから抜け出すのが遅れ4位に。
その、後ろで激しくスプリントするINEOS Grenadiersのライダーの姿が。なんと、トム・ピドコックがスプリントに参加していたのだ。
しかも、5位に食い込む素晴らしい走り。だが、ピドコックは罰金と共に降格になってしまった。
罰金と降格
トム・ビドコックは残り1kmで上位に食い込んで走っていた。上記はゴール前だけど、隣の黄色いGlassdrive Q8 Anicolorチームのルイス・メンドンサを手で押している。
一瞬のことだけど、手をハンドルから離すのは良くない。
さらに、ゴール手前でもAlpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒとも接触して、少し肩で押しているように見える。
いずれも、自分の進路を守るためだ。だが、手を離して押したのが危険と陪審員に判断されたようだ。
結局、ゴールから2時間たってから先頭集団最後尾の135位に降格。200スイスフランの罰金も取られている。
INEOS Grenadiersのメンバー
The races keep coming thick and fast. Just how we like it! #VAlgarve2023 is just around the corner featuring a strong lineup of Grenadiers 🇵🇹 pic.twitter.com/rnfKb8gc2z
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) February 13, 2023
そもそも今回のINEOS Grenadiersのメンバーにはスプリンターがいない。
- 41 テイメン・アレンスマン
- 42 ジョナタン・カストロビエホ
- 43 ローレンス・デプルス
- 44 フッリッポ・ガンナ
- 45 ミハウ・クフィアトコフスキ
- 46 ダニエル・マルティネス
- 47 トム・ピドコック
フィリッポ・ガンナがゴール手前1kmくらいから、引く役目をする。だけど、一流スプリンターはいない。トム・ピドコックはスプリントも速いけれど、少し無理があったのかもしれない。
ピドコックは135位に降格したけれども、タイム差は皆とかわらずトップと10秒差のままだ。これから挽回すれば良い。
ピドコックは、スペインの高度ホテルで3週間トレーニングしている。クラシックに向けての体調は万全だ。
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