Decathlon CMA CGM Teamのティシュ・ベノートが、昨年のイル・ロンバルディア以来となる8ヶ月ぶりの実戦として、ツール・ド・スイスの第1ステージでついにレース復帰を果たした。
オラフ・コーイと共に大型移籍として大きな注目を集めていたものの、重度のヘルニアとその後の手術により、春のクラシックを含む長期間の離脱を余儀なくされていた。
移籍後初となるレースで早速集団の最前線で走る姿を見せたが、ここに至るまでのリハビリの道のりは決して平坦なものではなかった。
重度ヘルニアからの過酷なリハビリテーション
この投稿をInstagramで見る
長期間の離脱からようやく集団に戻ってきたDecathlon CMA CGM Teamのティシュ・ベノートが、過酷だったリハビリ期間と現在のコンディションについて赤裸々に語っている。
これほど長くレースから離れていたのはいつ以来ですか?また、この長期間をどのように過ごされていましたか?
おそらく自転車競技を始める前の10代の頃以来だと思う。2022年に首を骨折して半年間レースに出られなかった時と少し似ているね。
でも今回は、2人の幼い娘たちと家で過ごす時間を前回よりも楽しめたかもしれない。
最初は春のクラシックを欠場することにひどく失望したけれど、それを乗り越えてからは、テレビでレースを見たり家族と過ごす時間を大切にできるようになった。
手術の約4週間後からリハビリを始め、それからは週に6日、アントワープの理学療法士のところへ通う日々だったよ。
あなたを長期間苦しめていたのはヘルニアでした。非常に強い痛みを伴うものだと聞いていますが、いかがでしたか?
昨年のツール・ド・スイスの直前に肋骨を6本折って、そのままツール・ド・フランスを走ったけれど、今回の痛みに比べれば本当に大したことはなかった。
手術前は強い鎮痛剤を飲んでも2晩続けて眠れなかったほどで、本当にひどい状態だった。あの痛みは誰にも経験してほしくないよ。
手術後、急性の痛みはすぐに消えたけれど、神経のダメージが回復するには時間がかかる。実は今も完全に痛みが消えたわけではなくて、長く座っていると痛みが出るんだ。
でも、自転車に乗っている時は不思議と大丈夫なんだよ。ペダルを回すことで血流が良くなり神経がストレッチされるから、乗る前よりも降りた後の方が体の調子が良いんだ。
強豪チームから移籍してきましたが、すでに現在のチームの一部になっていると感じていますか?
そうだね。リハビリ中もチームの首脳陣から定期的に連絡をもらっていたから、孤立していると感じることは一度もなかった。
彼らは早く復帰することよりも、長期的に見てしっかり回復するための時間を与えてくれたんだ。最近のシエラネバダでの高地トレーニングキャンプで、他のチームメイトたちとも距離が縮まった。
ポール・セイシャスとも仲良くなって、僕のフランス語の練習にも付き合ってもらったよ。今のチームの活躍を見ても、僕がここに移籍した選択は正解だったと確信している。
ツール・ド・フランス暫定リスト入り
この投稿をInstagramで見る
ティシュ・ベノートはツール・ド・スイス第1ステージ17位。第2ステージ16位。上位ではゴール出来ている。Decathlon CMA CGM Teamは、シーズン当初はオラフ・コーイとティシュ・ベノートという二人の移籍でチームを立て直す予定だった。
ただ、二人はツール・ド・フランス手前ギリギリで復帰。もしポール・セイシャスが台頭してこなかったら大変なことになっていた。
現在のDecathlon CMA CGM Teamのツール・ド・フランス暫定リストにはティシュ・ベノートも入っている。
- オラフ・コーイ
- ティシュ・ベノート
- ダーン・フール
- シュテファン・ビッセガー
- ポール・セイシャス
これだと山岳アシストが全くだ。オレリアン・パレパントル、マシュー・リシテーロ、二コラ・プラドムなどが候補として入ってくるだろう。
チームとしては、19歳とはいえフランス国民期待の星ポール・セイシャスを生かすには、オラフ・コーイのスプリント要員は少なくしたいところだろう。
まあ、まだ暫定なので今後を見守ろう。





コメント