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クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージは奇跡の逃げ切り

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Photo by Alistair MacRobert on Unsplash
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第3ステージの放送は逃げから始まるという展開。

今回はマドレーヌ峠も出て来るツール・ド・フランスでもお馴染みのコースだ。今年のツールでも登場するので予行演習にはピッタリだけど。

第3ステージもJumbo-Vismaの強さが目立ったレース展開となる。

 

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 Stage 3 » Corenc › Saint-Martin-de-Belleville (157k)

第3ステージ photo aso

第3ステージでは、ツール・ド・フランス第17ステージで登場するマドレーヌ峠がゴール手前50km地点に配置されている。

それまでは、割と平坦基調なので逃げ切りを目指すライダーは多いと予想されていた。実際に逃げが決まるまでは時間がかかったようだ。

 

photo aso

ゴールにも1級山岳が待ち換えている登りゴールとなっている。最後に14.8kmも登らないといけないのは、とても厳しいコース設定だ。

 

逃げ集団は9人

逃げが確定したライダーは9人。

  1. Daniel Oss(Bora-​​Hansgrohe)
  2. Bob Jungels(Deceuninck – Quick-Step)
  3. Pierre Latour(Ag2r La Mondiale)
  4. Chris Juul-Jensen(Mitchelton-Scott)
  5. SørenKragh Andersen(Team Sunweb)
  6. Søren Kragh Andersen (Team Sunweb)
  7. Jasha Sütterlin ( Team Sunweb)
  8. Guy Niv(Israel Start-Up Nation)
  9. Maxime Chevalier(B&B Hotels-Vital Concept)

 

放送が始まった時には、マドレーヌ峠を上がっていて、すでにバラバラの状態。

cycling ストリーングより以下同様

先頭は、ダヴィデ・フォルモロ(UAE-Team Emirates)。残り54kmで集団には5分50秒のリードを奪っている。

後ろは、ピエール・ラトゥール。その後ろにボブ・ユンゲルスが続いている。山岳での強さではダヴィデ・フォルモロが群を抜いているようだ。

 

マドレーヌ峠では、何故かナイロ・キンタナの(Team Arkéa Samsic)が陣取っている。フランスチャンピオンジャージのワレン・バルギルの姿も。

バルギルは第1ステージでは新しいCanyon Aeroadと思われるエアロロードに乗っていたけど、今日は山岳用のCANYON Ultimate CFRだろう。

 

 

 

クリス・フルームが集団最後尾に。ここで遅れるのかと思っていたらボトル運びのためだった。もう完全にスーパードメスティックですね。

 

マドレーヌ峠を越えて、下りに入ってからボブ・ユンゲルスとピエール・ラトゥール、セーアンクラーウ・アンデルセン(Sunweb)の3人はまとまる。

だりが、前を走るフォルモロとは残り18kmで2.4kmの差がある。

 

最後の1級山岳を登り出したフォルモロのタイム差は残り15kmで4分15秒。ここからはフォルモロが逃げ切れるように応援するばかり。

ガンバレ、フォルモロ!

 

一方後ろの先頭を引くのはワウト・ファンアールト。ポイント賞ジャージを着ているがポイント1位はプリモシュ・ログリッチ。

ワウト・ファンアールトは下りからずっと先頭を引き続けている。ストラーデビアンケから3連勝をしたライダーをアシストとして使うのだから凄いチーム力だ。

バーレーン・マクラーレンもミケル・ランダのために前に上がってくる。

 

ワウト・ファンアールトが引き続ける集団の後方では、ジュリアン・アラフィリップが切れる姿が。

その次に、クリス・フルームが切れていく。フルームは昨日頑張り過ぎたのかな?

 

逃げていた、ピエール・ラトゥールも残り11kmで捕まってしまう。

 

ワウト・ファンアールトに変わって引き始めたのはトム・デュムラン。1キロ程度引いてから、先頭はステフェン・クライスヴァイクに変わる。

これがまた、強烈な引きで前を引く。ダヴィデ・フォルモロとのタイム差がドンドン縮まっていく。

ステフェン・クライスヴァイクとトム・デュムランが下がると今度は、セップ・クスが引く。万全の態勢だ

 

残り5.8kmで2分14秒。後ろからアタックが立て続けにかかると一気に追いつかれてしまうタイム差になってきた。

アップで何度かフォルモロが映るがかなり苦しそうな表情。ここまで一人で50km以上逃げているのだから当たり前か。

チェーンのアップも映し出されたので良く見てみた。UAEはグラフェン+ワックスチェーンを使用しているが、真っ黒にはなってなかった。世界最速の低摩擦というグラフェンの威力も今回の逃げに役立ったはず。

 

 

ラスト3キロで、なんとゲラント・トーマスが切れてしまう。これでイネオスはパヴェル・シヴァコフだけが残る展開に。

 

セップ・クスの引きは強烈で昨日と全く同じ展開だ。ツールでもこの並びとなるのか?

 

ダヴィデ・フォルモロはなんとか逃げ切った~。今回ほど逃げ切れ~と思った走りはなかった。

まさか最後まで逃げ切れるとは思ってもみなかったけど、この勝利は素晴らしい。

 

後ろも熾烈な争いだった。パヴェル・シヴァコフの加速で集団はバラバラに。

最後は、ギヨーム・マルタンが前に出ようとした所を並ばせることもなくプリモシュ・ログリッチが加速。

前からみるとあまり、距離が離れていないように見えるが上からの映像では10m近い差がある。なんと、エガン・ベルナルはパヴェル・シヴァコフの加速にもついていけず集団後方でゴール。

最後に、セップ・クスがプリモシュ・ログリッチを守り勝利するというパターンがツールでも何回も見れそうな感じだ。

 

こちらは第3ステージハイライト

 

 

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