タデイ・ポガチャルが、コルナゴの新型エアロバイクで走っているのが発見された。
フレームはブラックで塗装されており、当然ブランドの名前も書かれていない。
だが、これはコルナゴの新型エアロバイクであるのは間違いない。
コルナゴも認めるプルトタイプバイク
Idem, je l’ai croisé dans le télégraphe ce matin avec Majka… Intrigué par ce vélo maquillé pic.twitter.com/Pm5qlD1r8H
— Troxus (@TroxusEd) May 22, 2022
ツイートを投稿したのは、フランステレビのスポーツレポーターであるNicolas Geay。
ツイートには、「どこかで見たことのある男に落とされた」と冗談めかしてツイートされている。
その後に、タデイ・ポガチャルとラファウ・マイカが一緒にトレーニングしている姿が撮影されている。
後述の人物はすでに、バイクについて、プロトタイプのバイクだと気づいている。
タデイ・ポガチャルとラファウ・マイカは、アルベールビルからグラノン峠までのツール第11ステージを下見。
土曜日のテレグラフ峠とグラノン峠の頂上で、この新しいバイクを使用しているところを目撃された。
写真を見ると、ラファウ・マイカは、現行のV3Rを使用している。
当然ながら、新しいバイクの写真はこの2枚だけで、詳細はわからない。
だが、コルナゴはポガチャルが、プロトタイプフレームをテストしたことを確認し、このバイクが「コルナゴプロトタイプ」であること、「世界最高のサイクリストが我々のバイクに乗ってくれて幸運だ」とコメントしている。
現行のコルナゴV3Rsは2019年に発売。
それ以来ポガチャルはこのバイクに乗り、ブエルタの表彰台、2度のツール・ド・フランス優勝、モニュメント優勝、その他数え切れないほどの素晴らしい成績を収めている。
それでも、ディスクブレーキのV3RsはGCライダーのバイクの中では重いほうで、空気力学的に効率の悪いバイクの1つと考えられている。
写真で見る限り、コルナゴは今年のツールに向けて、これらの懸念に対処するために動いたようだ。
2枚の写真からわかることは
- ヘッドチューブはより深く、よりプロファイルされ、よりエアロかつ軽量な構成に
- トップチューブは、V3Rの特徴的な形状を失い、よりスマートでスリムなチューブに変更
- ダウンチューブは、よりエアロな形状に
- ダウンチューブとフロントホイールの隙間も大きくなっている
- シートチューブはエアロに
- ドロップシートステイ
- ディスクブレーキ装備
細いチューブとブラックの無塗装なので、全体的に軽くなっているように見える。
このことは、ポガチャルが山岳でリムブレーキ仕様のバイクを使う理由がなくなることを意味する。軽くなればなんの問題もないからだ。
さらに、タデイ・ポガチャルは、ジロの第9ステージで見られた、Campagnoloのプロトタイプホイールで走っていた。
このホイールは、近々リリースされるプロトタイプのクライミングホイールだ。
ポガチャルがこのプロトタイプをテストしていることから、新しいV4Rロードバイク発売も期待できるかもしれない。
ツール・ド・フランスで、このプロトタイプを使用してくるのは間違いないだろう。さらに、速く軽くなったバイクを手にいれたタデイ・ポガチャルは、山岳では無敵となりそうだ。
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