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2024 ツール・ド・フランス第15ステージ タデイ・ポガチャルはマルコ・パンターニを上回る!

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Photo credit: The Strawberry Field on Visualhunt.com
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タデイ・ポガチャルは、2024 ジロ・デ・イタリア第2ステージのオロパの登りを最速で駆け上がった。

しかし、この時タデイ・ポガチャルは、過去最速を記録したマルコ・パンターニ負けていた。

 

今回、タデイ・ポガチャルは、超級山岳プラトー・ド・ベイの長い登りで、ついにマルコ・パンターニの記録を26年ぶりに塗り替えている。

歴史に残るライダーの記録を抜いたのだから、凄いことだ。

 

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過去最速を4分更新

 

ピレネー山脈の登山におけるこれまでの記録は、15.8km、7.9%でイタリア人のマルコ・パンターニが保持していた。 1998年には、43分28秒かかっていた。

ツール・ド・フランスは2002年、2004年、2007年、2011年、2015年にプラトー・ド・ベイを通過したが、誰もパンターニの王位を奪うことはできなかった。

アルベルト・コンタドールが2007年に迫ったが、それでも抜けていなかった。

 

  1. 2024: 39:50 タデイ・ポガチャル 23.95 km/h
  2. 2024: 40:58 ヨナス・ヴィンゲゴー 23.29 km/h
  3. 2024: 42:41 レムコ・エヴェネプール 22.35 km/h
  4. 1998: 43:20 マルコ・パンターニ 21.88 km/h
  5. 2024: 43:44 ミケル・ランダ 21.81 km/h
  6. 2007: 44:08 アルベルト・コンタドール 21.62 km/h
  7. 2007: 44:08 マイケル・ラスムッセン 21.62 km/h
  8. 1998: 44:26 ヤン・ウルリッヒ 21.34 km/h
  9. 2024: 44:33 ジョアン・アルメイダ 21.41 km/h
  10. 2007: 44:45 マウリシオ・ソレル 21.32 km/h
  11. 2024: 44:46 アダム・イェーツ 21.31 km/h
  12. 2007: 44:48 レヴィ・ライプハイマー 21.29 km/h
  13. 1998: 44:53 ボビー・ジュリッチ 21.12 km/h
  14. 1998: 44:53 マイケル・ブーガード 21.12 km/h
  15. 1998: 44:53 レオナルド・ピエポリ 21.12 km/h
  16. 1998: 44:53 フェルナンド・エスカルティン 21.12 km/h
  17. 1998: 44:53 クリストフ・リネロ 21.12 km/h
  18. 2024: 44:58 サンティアゴ・ブイトラゴ 21.22 km/h
  19. 2024: 44:58 カルロス・ロドリゲス 21.22 km/h
  20. 2007: 45:01 カルロス・サストレ 21.19 km/h

 

今回の上位の3人がいかに早かったのかがわかる順位だ。機材の進歩もあるだろうけど、4分は圧倒的だ。

今回は、マッテオ・ヨルゲルソンが4km、ヨナス・ヴィンゲゴーが4kmひいて、タデイ・ポガチャルの記録をアシストしたと言ってもよい。

 

2004年に亡くなったイタリア人クライマーであるマルコ・パンターニ。バンダナを頭に巻いて数々のレースに出場し、シャツにはパンターニのニックネームである「イル・ピラータ(海賊)」が両肩にあしらわれていた。

1994年のジロで、パンターニはモルティロロで猛烈なアタックを仕掛け、2日連続優勝を果たし、瞬く間にヒーローとなった。

1998年には、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスでダブルツールを達成している。

それ以来、ダブルツール達成者はいないが、タデイ・ポガチャルは、マルコ・パンターニに続きそうだ。歴史を作る男は、記録の上でも最速であることがわかる。

コメント

  1. 鈍足太郎 より:

    去年のヴィンゲゴーのTTもヤバかったですが、ポガチャルのこの記録もヤバイですね~
    個々のタイムを見ただけだとヴィンゲゴーも完調してるんじゃないかと思わせます。

    途中のポガチャルのアタックは様子見っぽい感じだったけど、あの時に差し返しでやりあえてたらどんなタイムになったか怖いですw

    あとUAEは保守的な走りの作戦だったのらしいのですが、えぐい山岳になると自チームアシストがついて行けず(行かずに?www)に単独爆走するポガチャルは見ていて面白いです。

    • ちゃん より:

      まあ、マッテオ・ヨルゲルソン、ヨナス・ヴィンゲゴーという最高のリードアウトを得たのが大きかったですね。

      タデイ・ポガチャルは7倍で走っているのだから、最高のパフォーマンスだったのは間違いない。ヨナス・ヴィンゲゴーも自分のパワー値をみて最高に近い値だったとか。
      Team Visma | Lease a Bikeは、意地を見せたというか現在出来る最高の走りを展開したので悔いはないでしょう。歴史に残る走りを見れて、今年のツールは本当に面白い。
      第3週もフルスロットルの戦いを期待したいですね。

      • 鈍足太郎 より:

        なんとヴィンゲゴーもパワー値MAX近いとは・・・あの怪我からの人外ですね~
        レムコも十分速いんだけど、この2人は化け物すぎますwww

        去年の事を考えるとバッドデイがあったらまだまだ分かりませんね!

        • ちゃん より:

          逃げているライダーが、同じ競技をしている人とは思えないというほどの強さ。
          ただ、誰でも調子の悪い日が訪れるはず。それがあると本当にわからないと思いますね。

          INEOS Grenadiersなどゲラント・トーマスはコロナ陽性だし、エガン・ベルナルはウイルス性の風邪のようだし、マキシム・ファンジルスはコロナでDNS。
          コロナも怖いです。

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