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2024 ジロ・デ・イタリア第2ステージ タデイ・ポガチャルはマルコ・パンターニに敗れる

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Photo credit: Biblioteca Salaborsa on VisualHunt.com
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タデイ・ポガチャルは第2ステージの最後の登りオロパで、ライバルを圧倒した。

2017年にトム・デュムランが優勝した最後の上りで、誰もタデイ・ポガチャルについていけなかった。

タデイはこの上りで17分28秒のタイムを記録。したがって、2017年のデュムランよりも12秒速く登ったが、マルコ・パンターニには敗れてしまった。海賊と呼ばれた男はどれほど凄かったのか。

 

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史上2番目の記録

 

オロパの登りは、過去にジロ・デ・イタリアで8回登場。2019年はエガン・ベルナルが制覇している。

タデイ・ポガチャルは、ラファウ・マイカから解き放たれて、ベン・オコナーを一蹴。着実にリードを広げ、ライバルたちに45秒差をつけてゴールした。

ここまでの記録は

  1. 1999: 17:04 マルコ・パンターニ 23.55 km/h
  2. 2024: 17:25 タデイ・ポガチャル 23.08 km/h
  3. 2017: 17:37 トム・デュムラン 22.82 km/h
  4. 2017: 17:40 インヌール・ザッカリン 22.75 km/h
  5. 2017: 17:46 ミケル・ランダ 22.63 km/h
  6. 1999: 17:50 ローラン・ジャラベール 22.54 km/h
  7. 2017: 17:51 ナイロ・キンタナ 22.52 km/h
  8. 2024: 17:52 ダニエル・マルティネス 22.50 km/h
  9. 2024: 17:52 ゲラント・トーマス 22.50 km/h
  10. 2024: 17:52 ロレンツォ・フォルトゥナート 22.50 km/h

 

タデイ・ポガチャルは、マルコ・パンターニに21秒及ばなかった。

タデイ・ポガチャルは、残り10kmでパンクしており、チームメイトにひかれて集団復帰した。残り4.5kmからは独走だったが、マルコ・パンターニも完璧な状況ではなかった。

パンターニは最後の上りのふもとでパンクに見舞われた。その後、見事な追い上げを見せる。チームメイトに迎えられ、自ら先頭集団を追い詰めた。

前方ではローラン・ジャラベールがおり、山頂に向かってソロを開始するが、その背後ではパンターニが次々と選手を拾っていく。

残り2kmでパンターニが追いつき、ほとんどすべての選手を置き去りにした。二人共が、完璧な状況でタイムトライヤルのように上がった訳ではない。

それでも21秒という差は圧倒的だ。タデイ・ポガチャルは、登りの記録を次々と塗り替えているが、それでも勝てなかった。

海賊と呼ばれたマルコ・パンターニは、史上最強のヒルクライマーなのかもしれない。

 

 

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