2021ブエルタ・ア・エスパーニャを回避した、タデイ・ポガチャルとレムコ・エヴェネプールがヨーロッパ選手権で対決となる。
レムコ・エヴェネプールは、ロードと個人タイムトライヤルの両方に出場することを発表。
タデイ・ポガチャルはロードにエントリーされており、二人が対決となると面白いレースがみれそうだ。
将来的には、ツールでも対決することになる二人の結果はどうなるだろうか?
個人TTではタイトル奪還を目指す
Photo credit: Sum_of_Marc on Visualhunt
レムコ・エヴェネプールは、2020イル・ロンバルディアの落車からの復帰を続けている。ジロ・デ・イタリアでは落車によりリタイヤ。
オリンピックでは、調子は悪くなかったといいながらも個人TTでは9位という結果。まだ、完全復調には至っていない。
怪我の後、元に戻るために一生懸命働いてきた。ジロ・デ・イタリアは、最善の方法で終了しなかったとしても、非常に順調にスタートした。
オリンピックも予定通りに進まなかった。今、徐々に欧州選手権のために自分の形を作り始めている。機能的なレースを経て、爆発性に取り組んで、最善を尽くして準備することを目指している。
欧州選手権では、2つの目標を達成したい。それは、2019年にアルクマールで行ったように9月9日木曜日にタイムトライアルのヨーロッパタイトルを取り戻すことと、9月12日日曜日のロードレースで2度目の王冠を獲得することだ。
タイムトライアルのルートはまだ詳細に確認していない。しかし、それは短いテストとなる。
2019年に優勝したとき、ルートはフラットだった。20kmのタイムトライアルでは、すべてを与え、最初から最後までできるだけ速く進む必要がある。
一方、ロードレースにはさらにいくつかの落とし穴があり、読みにくい2つの非常に異なるセクションに分かれている。
モンテボンドーネの登りに取り組む必要があるため、簡単なコースではない。 レースの途中で、長い下り坂がある。
ボンドーネでレースが爆発した場合、メダルを獲得するにはトップグループと一緒にいる必要がある。逆に、チームが状況を管理する場合は、グループにとどまる必要がある。
いずれにせよ、厳しいレースになると思うが、良い日があれば、勝てる精神でレースができると思う。
ロードでは、タデイ・ポガチャルと対決となる。厳しいレースになるが、モンテボンドーネの登りでタデイ・ポガチャルについて行くことが勝利への鍵となりそうだ。
レムコ・エヴェネプールのレーススケジュール
レムコ・エヴェネプールは、現在ツアー・オブ・デンマークに出場中。第2ステージのゴール前では、約7km付近から先頭に出てきて引き倒していた。
引くのはいいけど、チームメイトのマーク・カヴェンディシュとミケル・モルコフも先頭から脱落してしまう。最後は、集団にはいたけれど、前でスプリント出来る足は残っていないほど。
レムコの好調ぶりがわかる走りを見せてくれている。
今後のレーススケジュールを見ておこう。タデイ・ポガチャルと被っているレースも多くある。
欧州選手権、世界選手権、イル・ロンバルディアではタデイ・ポガチャルと一緒に走ることになる。ゴール手前で、二人が争うことがあるだろうか?
将来、レムコ・エヴェネプールがツールに出場する時には、完全復調している時だ。その時こそ、二人の本当の対決となるが、まずはレムコの完全復調が最重要課題となりそうだ。
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