Soudal – Quick Stepは、Merci, Loulou!(ありがとう、ルル!)と題したビデオを公開している。
これは、アラフィリップがベルギーチームで過ごした11年間を振り返るビデオだ。
Merci, Loulou!
In an emotional docu covering his time with the Wolfpack, @alafpolak1 and his Soudal Quick-Step teammates and staff look back on how he came into the squad, the unforgettable wins he took, and their best memories of the last 11 years.
Merci, Loulou!https://t.co/eypoG421vR
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) November 16, 2024
ルル、ジュジュとも言われるジュリアン・アラフリップ。
ジュリアンは、2012年にフランス軍のチームArmee de Terreで1シーズンを過ごした後、2013年から、Etixx-iHNedのコンチネンタルチームに。
2014年からOmega Pharma – Quick-Stepでプロデビューしている。2015年にはフレッシュ・ワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで2位に入り、その実力を見せつけた。
2015 ツアー・オブ・カリフォルニアではステージ優勝を果たし、ピーター・サガンに次ぐ総合2位となった。
その後も重要な入賞やステージ優勝が続いたが、本当の成功は2018年、フレッシュ・ワロンヌでの初優勝とツール・ド・フランスでの2ステージ制覇によってもたらされている。
それ以来、アラフィリップはフランス国民の息子と呼ばれ、ベルギーでも尊敬されるライダーとなった。
2019年、彼はまずストラーデ・ビアンケで、そしてミラノ〜サンレモで優勝し、クラシックの本領を発揮。
しかし、ルルの夢はツール・ド・フランスとイエロージャージであり、それは2019 ツール・ド・フランス第3ステージで実現した。エガン・ベルナルがコル・ディゼランで1位通過し、最終勝利の礎を築く第19ステージまでリードを保つことに成功した。
2020年は、イモラ世界選手権でレインボージャージを獲得した記念すべき年だった。 2021年はいくつかの問題を抱えて始まったが、アラフィリップは世界チャンピオンであり、そのユニークな役割を主張しなければならない。
ルーヴェンで開催された2021 世界選手権でも彼は優勝し、2年連続でレインボージャージを着用する。
だが、過去2シーズンは思うようにいかず、Soudal – Quick Stepではパトリック・ルフェーブルとの間に最初の軋轢が生じた。
2024 ジロ・デ・イタリアでは、第6ステージで2位に入った後、第12ステージの終わりにファーノのフィニッシュラインを最初に通過した。逃げまくって勝ったレースだ。
自信を取り戻したアラフィリップは、ツアー・オブ・スロパキアやチェコ・ツアーで入賞や優勝を果たすなど、今シーズンは好調だったが、ルフェーブルとの関係は悪化。
ジュリアン・アラフリップは、若くして自分を獲得してくれたチームでキャリアを終えたかっただろうが、事態はそれとは異なり、2度の世界王者はスイスのTudor Pro Cycling Teamと契約を結んだ。
Soudal – Quick Stepのチームメイト、スタッフの思いは、Merci, Loulou!のビデオに凝縮されている。
過去2年間の不和にもかかわらず、尊敬の念は残り、10年間のレースに詰め込まれた思い出も残っている。
コメント