ジロ・デ・イタリア第5ステージでは、リアディレラーの不調とリードアウトのマキシミリアーノ・リケーゼを失うという不運に見舞われたフェルナンド・ガビリア(UAE Team Emirates)。
第6ステージでは、あわや大落車につながるような行動をとってしまった。
ワザとした訳ではないが、これでフェルナンド・ガビリアは大きな代償を支払うことに。
落車は回避
Wat doet Gaviria?? pic.twitter.com/hyWQId745n
— Thijs Zonneveld (@thijszonneveld) May 12, 2022
フェルナンド・ガビリアは、Team DSMのケース・ボルと接触してフェンス際まで押し込んでいる。もう少し詳しく見てみよう。
先頭はGroupama – FDJのジャコポ・グアルニエーリ。この時点でフェルナンド・ガビリアはカレブ・ユアンの後ろ。
その隣を、Team DSMのアルベルト・ダイネーゼがケース・ボルをつれて最後の引きを見せにいく。
ここで、ガビリアは前に出たアルベルト・ダイネーゼの後ろに入ろうとする。ただ、無理やり割って入った感じがしないでもない。
まだ、ゴールまで300m近くあり、向かい風が吹いていたので前に上がる必要はなかったと思う。
バランスを崩したフェルナンド・ガビリアは、ケース・ボルを押し込んでしまう。これで二人共落車しないのが凄いところだけど。
結局、フェルナンド・ガビリアは、この行為により152位に降格。更に、500スイスフランの罰金とポイント賞の13ポイントを没収された。
UAEのファビオ・バルダート監督は、ステージ終了後、Eurosportの取材に応じ、この出来事について次のように語っている。
何が起こったのかは分からないので、彼に話を聞く必要がある。ガビリアはダイネーゼがスタートすると同時に回り込もうとした。
残念なことに、スプリントではそういうことが起こり得るんだ。二人とも何が起こったかを表現したがらなかった。
向かい風でとても速いスプリントだったから、彼らは皆、最後の1メートルで出てこなければならないことを知っている。
そして、それが実現した。スプリントは、そういうものなんだ。
一瞬の判断なので、間違うこともある。ゴールまでの距離を考えれば、まだ動くべきではなかったと思う。
よく見ると、カレブ・ユアンも一瞬足を止めている。最後まで冷静な判断をして飛び出さないといけない。
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