UAE-Team Emiratesのファビオ・アルがイタリアのプロチームVini Zabù – KTM からオファーを受けている。
3年契約の最後の年で結果の出なかったファビオ・アルはUAEとの延長契約はない。
完全復帰が出来ない
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ファビオ・アルについては何度も記事にしてきた。
だが、その後2年間の不調に苦しみ、グルテン不耐性(過敏症)・セリアック病と診断される。
グルテンとは
小麦や大麦、ライ麦などの食べ物に含まれている「たんぱく質」のひとつ。
大麦、押し麦、丸麦、ライ麦、そら豆・色々な雑穀・豆類にグルテンは含まれています。
グルテンが含まれる食べ物は主に、パンやピザをはじめとした主食や、ケーキやマフィンなどのスイーツ、その他多くのスナック類やシリアルなど日常のあらゆる食品に含まれています。
グルテンを摂取することによって、様々な身体の不調が現れる病気。小麦アレルギーともいわれる。パンを主食とする欧米人では困る病気の一つだ。
- 腹痛
- 腹部膨満感
- 下痢
- 脂肪便
- 便秘
- 鉄欠乏性貧血
- 栄養失調
- 神経障害
- 疲労感
- 骨や関節の痛み
- 発達障害(幼児)
あ~、こんだけあったら自転車なんて乗ってらんない。
有名なのはテニスのノバク・ジョコビッチがグルテンアレルギーで食事改善によって現在トップ選手になっている。
グルテン不耐性やゼリアック病の人の99%の人は、アレルギーであるとは知らずに、食べ続けている。
小麦も昔とは中身が全く違っていて、交配による品種改良を何度も重ねているので注意が必要だ。
これが治ると、再び不調になり、2019年4月に腸骨動脈狭窄の手術を受けた。
2019ツール・ド・フランスでは、早期の復帰にもかかわらず総合14位と復活の兆しを見せる。
だが、続くブエルタは落車の影響とエブスタンイン・バー症候群の診断を受けリタイヤ。別名キス病だ。マーク・カヴェンディシュも不調に苦しんだ病気だった。
2020年は復活を期す年でもあった。トレーニングの数値では過去最高をマークしており、復調は間違いないと本人も思っていたことだろう。
今シーズン序盤は調子よし
今シーズンは順調な滑り出しで
- Tour Colombia 2.1 (2.1) 総合12位
- Vuelta a Burgos (2.Pro) 総合9位
- Mont Ventoux Dénivelé Challenge (1.1) 5位
- Tour de l’Ain (2.1) 総合10位
と良い成績を収めている。
しかも、ツール第8ステージまで総合29位に位置しており、ダデイ・ポガチャルの良いアシストとして働いていた。山岳ではアタックも見せていたし。
それなのに、第8ステージでは60km走った所で突然のリタイヤとなってしまう。
本人でさえ理由のわからない不調。これにはツール直前で身内の不幸があったことをファビオ・アルは告白している。
だが、それと走りには関係はないだろう。復調すればブエルタ出場もあったはずだが、その後レースはしていない。
チームリーダーのジョヴァンニ・ヴィスコンティが移籍
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Vini Zabù – KTMは、2020ジロ・デ・イタリアで活躍したジョヴァンニ・ヴィスコンティが同じイタリアのプロチームBardiani-CSF-Faizanèに移籍する。
そして、もう一人のリーダーであるルカ・ワッカーマン(Luca Wackermann)もEOLO-Kometaに移籍。アルベルト・コンタドールのチームだ。
Vini Zabù – KTMはプロチームだが、イタリアのチームなのでジロにはワイルドカードで出場出来る可能性は高い。
ワールドツアーチームでのオファーがないのであれば、選択枝として考えられるだろう。
まだ、発表はないがいずれわかるはずだ。ファビオ・アルはまだ30歳。なんとか完全復活した姿を見せて貰いたい。
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