2019サントス・ツアー・ダウンアンダー第6ステージ。6年連続でウィランガヒルを制したのはリッチー・ポート(トレック・セガフレード)でした。逆転を狙っての激走でしたが届かず。
総合優勝したのはステージ3位に入ったダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)
ダウンアンダーでは史上初の連覇達成。
そのダリル・インピーが乗っているSCOTT Foil RCの紹介です。
SCOTT Foil RC
ダリル・インピーは現在南アフリカチャンピオン。今回のツアー・ダウンアンダーでも第4ステージで優勝しています。
パンチャーでもあり、登れるスプリンターでもあるダリル・インピーが乗るのはSCOTT Foil RC。
今シーズン限りで引退する2016年パリ~ルーベを制したマシュー・ヘイマンやルーカス・ファミルトンの献身的なアシストを受けたダリル・インピー。
最終第6ステージもリッチー・ポート、ワウト・プールスについで3位でフニッシュ。
ウィランガヒルの最後の登りをアシストによって遅れずこなしたダリル・インピー。
今シーズンはScott’s FoilエアロバイクとAddictレースバイクのどちらかを選択して乗ります。
第6ステージのハイライトです。
インピーのFoil RCはShimano Dura-Ace R9150 Di2でセットアップされています。
Shimanoはチームにホイールも供給し、インピーはステージ4用にDura-Ace R9100 C40ホイールを採用しています。
バイクはダイレクトマウントリムブレーキを中心に構築されており、リアブレーキはチェーンステイ下でエアロ品質を向上させます。
ただ、チェーン下のブレーキはメンテナンス泣かせでしょうね。
リアディレーラーはダイレクトマウント。
ダイレクトマウントはフレームとリアディレイラーとのクリアランスを広げ、ホイール着脱が容易になります。また、太軸のスルーアクスルにおいても同様に作業性が向上しています。
- さまざまなフレーム形状やサスペンション構造にも対応
- 取付けに特殊工具は不要
- シンプル構造ですっきりしたデザイン
昨年1位のためにゼッケンナンバーも1
ハンドルはステム一体型。Scottの社内コンポーネントブランドであるSyncrosの、RR1.0 SLワンピースコックピットで仕上げられてます。
エアロならば、ケーブルも隠して欲しかったと思うのは私だけでしょうか?
タイヤはピレリのチューブラー25mm
Daryl ImpeyのScott Foil RCフルバイク仕様
- フレームセット: Scott Foil RC
- フロントブレーキ: Shimano Dura-Ace R9110-F
- リアブレーキ: Shimano Dura-Ace R9110-R
- ブレーキ/シフトレバー: Shimano Dura-Ace R9150
- フロントディレイラー: Shimano Dura-Ace R9150
- リアディレイラー: Shimano Dura-Ace R9150
- カセット: Shimano Dura-Ace R9100 11-30
- チェーン: Shimano Dura-Ace R9100
- クランクセット: Shimano Dura-Ace R9100-P 54/38チェーンリング、クランク長175mm
- ホイールセット: Shimano Dura-Ace R9100 C40
- タイヤ: Pirelli P-Zero Veloチューブラー、25mm
- コックピット:シンクロスRR1.0 SLコックピット、150mmステム、410mm幅のハンドルバー
- テープ/グリップ:シンクロススーパーライトテープ
- ペダル: Shimano Dura-Ace R9100
- サドル: Syncros Tofino
- シートポスト: Syncros Foil RC
- ボトルケージ: Elite Leggeroカーボン
- コンピューター: Garmin Edge 820
- その他のアクセサリー: K-Edge Garmin Splaydレースマウント
- ライダーの身長: 1.83m
- サドルの高さ(ボトムブラケットの中心から) :765 mm
- ハンドルバーへのサドルノーズの先端(中央) :610mm
- 重量 :7.15kg
ミッチェルトン・スコットには、サイモン・イェーツ、アダム・イェーツの兄弟。スプリンターのマッテオ・トレンティン。ジャック・ヘイグなどもおり、グランツールも狙えるし、クラシックも狙える強いチームです。
ダリル・インピーもツアー・ダウンアンダーではエースでしたが、グランツールではアシストとして活躍するでしょうね。
ミッチェルトン・スコットの活躍に期待です。
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