イタリアのアパレルメーカーSantiniは、コロナウイルスのパンデミックの間にはマスクの製造に切り替えると発表した。
WorldTourチームとアマチュアライダー向けのキットを設計および製造するSantiniは、Covid-19の影響を強く受けているロンバルディア地方のベルガモ市に拠点を置いている。
目標は命を救うこと
Great initiative by our partner @SANTINI_SMS
“Now the goal is to save lives, our face masks are ready”
Paola Santini, Santini marketing director, says: “We have a prototype ready, now we are waiting for the results of the screen tests, and then production will start on Monday” pic.twitter.com/JEb9SByVBg
— Boels-Dolmans Cycling Team (@boelsdolmansct) March 20, 2020
イタリアでのコロナウイルスの被害はとても大きくなってしまっている。中国以外で最も患者が多く、4万人以上の症例が確認されており、日本でもニュースでみかける機会が増えてきた。
イタリアでのウイルスによる死亡者は、中国での死者数を追い抜いており、危機的な状態までになっている。
特に、Santini のあるロンバルディア州の被害は大きい。
Santini Cyclingマーケティングマネージャー、Paola Santiniは次のように語っている。
1日に1万枚のマスクを作成する準備ができています。私たちは多くのリクエストを受け取りますが、優先順位はベルガモとロンバルディア州に向けられます。
なぜなら私たちの病院の大変なことを見ているからです。
Santiniは、防水性と通気性のある生地を供給するベルガモの別の会社Sitipにアプローチし、プロトタイプマスクを作成した。
マスクは現在生産の準備ができており、製造は月曜日(3月23日)に開始する。
Pietro Santiniによって1965年に設立された同社は、Pietroのサイクリングへの愛に触発され、サイクリングアパレルにすばやく切り替えて服を作ることから始めた。
イタリア製のSantiniの服は、プロやアマチュアのロードサイクリストだけでなく、トライアスロンやランナーも着用している。
Santiniのジャージは私も使っており、日本でも手軽に手に入るので結構見かけるブランド。同社の利益を削ってでもイタリアを救おうというのは凄い決断だと思う。
マスク不足はイタリアでも深刻な問題であり、病院設備も債務危機の時に縮小されており厳しい状況が続いている。
拡大が広がらないように願っている。
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