サガンは、パリ~ルーベの石畳区間を含むツール・ド・フランス第5ステージを、シマノ・デュラエースR9100グループセットで走破した。
TotalEnergiesは、最初の3つのロードステージで、Specialized S-Works Tarmac SL7に12速シマノ・デュラエースDi2を搭載している。
しかし、Team TotalEnergiesのソーシャルメディアでは、サガンは11速の機械式デュラエース9100に交換しているのがわかる。
石畳では機械式が良いのか
🤩 Changement de vélo pour aujourd’hui ! #TDF2022 pic.twitter.com/4nMdEG5pi1
— Team TotalEnergies (@TeamTotalEnrg) July 6, 2022
リールからアレンベルグまでの153.7km、11のパヴェ区間を走る第5ステージを前に、チームはサガンのバイクの動画をツイートした。
サガンのバイクには、デュラエースR9100のフルセットが搭載されていることがわかる。リアディレイラーもダイレクトマウントディレイラーハンガーで取り付けられている。
サガンは機械式グループセット(しかもリムブレーキ)に乗り、2018年のパリ〜ルーベで優勝した。
サガンが石畳のレースで機械式変速に戻すのは今回が初めてではない。2018パリ〜ルーベを機械式グループセットで制し、2021年のレースでも同様のセットアップに戻している。
ワールドツアーのバイクに電子式グループセット以外が使われるのは、例外的に珍しいことだ。
機械式グループセットで優勝した最後のワールドツアーレースは、サガンの2018年の勝利だ。
サガンが石畳で機械式を使うのはバウンドするからだ。
石畳だが、振動でシフトするのにDi2シフターボタンを探しにくいということと、衝撃で誤ってシフトする可能性もある。
機械式だと、レバーを操作するので振動しながらでも確実にシフト出来る。あまり、変わらないとは思うけど、サガンだから許されるパーツの組み換えだろう。
TotalEnergiesのメカニックは、ずっと機械式もストックしておかないといけない。
新しいタイヤがマッチ?
動画をみても、サガンのタイヤには名前が見えない。後輪タイヤはラベルが黒塗りされている。
このタイヤは、スペシャライズドのターボタイヤシリーズに似た、軽いファイルトレッドを特徴としているようだ。
スペシャライズドの新しいプロトタイプのチューブレスタイヤであることが予想される。
他のステージでは、Roval Rapide CLXホイールにSpecialized S-Works Turbo 700 x 26 tubeless tyresを装着しているのが確認されている。
サガンが新しいチューブレスタイヤをテストしているのは間違いないだろう。
新しいタイヤと機械式変速の愛称の良さはわからないが、サガンはこれからも機械式にこだわるのだろう。
残念ながら、サガンは第5ステージではカーブの落車で勝負に絡むことは出来なかった。
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