日本のGrowtacが非常に多機能なシフターシステムを開発している。
STIレバーとはかなり異なり、Growtacがシステムをレバー内に統合した方法はかなり斬新なものだ。
Growtacは、EQUAコントロールレバーを「フリーコントロール レバー」と呼び、あらゆるメーカー、グループセット、速度数、ドロッパー シートポストコントロールなどと互換性があると述べている。
すべてシフターで制御することが可能となる製品だ。
EQUAL コントロールレバー
上記の動画では通常のシフト操作をしている。シマノスタイルのシフターブレーキとしてレバーを使用することは普通に出来る。
シフティング パドルをSRAMシステムと同様の方法で動作するように設定も可能。左側のパドルをタップすると簡単なギアに移動し、右側のパドルをタップすると歯車を落とす。
機械式だが、SRAMのeTapのようにドバルシフトの設定も出来るのだ。
秘密はケーブルとボタンの組み合わせにある。
EQUAL コントロール レバーは、最大3つのシフトレバーと2つのシフト ケーブルを処理できるため、さまざまなことが実現できる。
3番目のレバーを利用してドロッパーポストコントロールを使用することもできる。
使用例としては
- ドロッパーシートポスト操作
- MTB フォーク サスペンション モードの切り替え
- 両手でRD操作(パドルシフトモード)
- ハイビームとロービームの光の方向を切り替える
シフターの内部には、シフトケーブルの引き量を決定する巻き取りプーリーがある。このプーリーのサイズを変更することで、さまざまな変速機に対応する操作が可能となる。
また、ギアをインデックスして、ギアチェンジごとにクリック感を持たせたい場合は、交換可能なインデックスプレートを使用してこれを行うことができる。
- 重量:約 420g(左右ペア)
- 日本での発売日:2023年11月~12月予定
- 日本での想定価格:標準キット 50,000~60,000円(税込)
EQUAL アジャスタブル ロード ペダル
Growtacのもう1つのクールな製品は、EQUALアジャスタブルロードペダル。
これは、名前から推測できるように、調整可能なロードサイクリングペダル。SPD スタイルのペダルを使用すると、以下を調整できる。
- スタックの高さは 2.5mm から 20.5mm まで 1mm 刻み
- マイナス4度からプラス4度までのペダルの角度
- 車軸からのペダルの距離 (47mm、51mm または 55mm)
- 前後位置は-4mmから+4mmの間で微調整
- クリートの回転角度 (フロートと想定) は、負または正の 2 度、または中立の 0 度に設定可能
本質的に、このペダルで調整できることのリストにより、通常はシューズやクリートで必要なすべての調整が不要になる可能性がある。
特に足ごとに大きく異なる種類のペダルが必要な場合は特に、これは間違いなく優れたソリューションとなる。
一つのペダルで全て調整可能となるとは、凄い機能満載のペダルだ。
- 想定重量:約 300g
- 日本での発売日:2023年6月~7月予定
- 日本での想定価格:26,000~29,000円(税込)
どちらの製品も公式サイトに詳しく解説されている。まだプロトタイプなので、製品版では更に改良されていくようだ。
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