イタリアの自転車ブランド、Pinarelloが南アフリカの億万長者イワン・グラセンバーグ氏に売却される予定だという。
フィナンシャル・タイムズ紙の報道によると、元競歩選手チャンピオンで鉱山最高経営責任者でもあるグラセンバーグ氏は、Pinarelloの株式の80%を取得する契約の最終段階に入っていると伝えられている。
ブランド存続は
伝えられるところによると、66歳の億万長者イワン・グラセンバーグ氏は、大の自転車好き。
今週初め、Bolideタイムトライアルバイクを購入するため、トレヴィーゾにあるPinarelloの本社を訪れているのが目撃されているという。
66歳でTTバイクに乗るのかは定かではないけれど、飾っておくのかな。
イワン・グラセンバーグは、消滅したTeam Qhubeka NextHashの後継チームであるQ36.5 Pro Cycling Teamにも出資している。
Pinarelloは、2016年に株式の過半数を取得したプライベート・エクイティ企業のL Cattertonが親会社となっている。
Pinarelloの売却額は2億5000万ユーロ(約375億円)という途方もない金額。L Cattertonは、撤退する予定であり、PinarelloのCEOファウスト・ピナレロ氏は取り戻したいと考えていたようだ。
今回の売却で、Pinarelloのブランドは維持され、ファウスト・ピナレロ氏も経営側に残る予定。1950年に始まったブランドは今後も名前を残しながら、存続していく。
Pinarelloの、2022年6月30日までの年間売上高は、24%増の8,400万ユーロ(約126億円)と好調だ。
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