フィリップ・ジルベールは、主催者であるRCS Sportがミラノ~サンレモで1チームにつき6人のライダーしか認めないという決定に満足していない。
これは今後のレースシーズンを考えて、多くのチームを出場させるため2チーム追加で招待するための処置だ。
これによりチームは7名編成から6名に人数が減ってしまう。
チームプレーでなくなる
今年のミラノ~サンレモは色々な意味で初めてのことが多い。
まず、コースは海岸線を走ることはない。地元の市長がバカンスシーズンもあり反対したからだ。
詳しいコースは以下の記事で書いているので参考にどうぞ。
レースには、4チームが招待されていたが、さらに2チームが招待された。
イタリアのAndroni Giocattoli – Sidermecと、Bardiani-CSF-Faizanè。各チーム1名ずつ減らすことで162人のライダーがスタートラインに並ぶ。
7名だったら、189人となりUCIが規定する176人をオーバーしてしまいますからね。
これについてジルベールは
これは非常に奇妙な決断だ。ライダーが一人減ると大変なことになる。 すでにクラシックでは8人から7人のライダーになっている。それでも大きな調整だった。
これが7人から6人になろうとしているが、これではレースのやり方が非常に限られてしまう。
6人なら個人の戦いとなり、チームなんて必要なくなるんじゃないか?
レースの戦術が組み立てられないと言っている。アタックをつぶすアシストも減ってしまい、レース終盤で人数が減った場合などはなおさらだ。
同じようなことをTeam Jumbo-VismaのGMリチャード・ブルッヘも指摘している。
無責任でとんでもない決定。この要求が許可されたという事実は、開始14日未満の私たちのガバナンスにとって理解不能だ。
チームは各レースにメンバーを派遣するために、綿密に計画を立てている。これがレース開始前に行われると、一人のライダーは仕事がなくなることになる。
チームの人数を減らすような大きな問題の場合、もっと早く決定して発表するべきだというのが大方の考えだ。
モニュメント制覇を目指すフィリップ・ジルベールにとって人数の削減の問題は大きい。
コースが変わったことで、カレブ・ユアンをアシストするライダーを減らすのか、ジルベールのアシストを減らすのかも大きな問題だ。
現在ロットは4名を確定しているが、これからの人選が難しくなるだろう。
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