オリバー・ナーセン(AG2R La Mondiale)は、2017年ベルギーロードレースチャンピオン。
ツール・ド・フランス最終戦のシャンセリゼでは、スチール製Eddy Merckx Corsa Road Rimで走った。
50年前の1969年にEddy Merckxがツール・ド・フランスで初めてイエロージャージを獲得した時に乗ったバイクと同じデザインとなっている。
今回のツールのグランデパールもEddy Merckxの生誕の地であるベルギーから出発。
チームとしては、スポンサーであるEddy Merckxに気を使った面もあるのでは。
白とゴールドでカスタムペイントされたバイクは、レトロな雰囲気がただよってますね。
Eddy Merckx Corsa Road Rim
チームのインスタグラムにもアップされている。
トップチューブには、AG2R La Mondialeのチーム名。
Eddy Merckxの会社は、現在RidleyのRace Productions NVによって所有されている。
Merckxは2014年に残りの株式を売却した。
同社によると、MyCorsaプロジェクトにより、外部ベアリングや内部ケーブルでフレームを調整することができるという。
フレームの仕様を自分好みにカスタマイズできるサービス。オリジナルの塗装。ジオメトリが可能となる。
Eddy Merckx Corsaは、Columbus Xcr(ステンレス鋼)とSpirit HSS(高品質、軽量鋼)の組み合わせで溶接されている。
スチールチューブのスペシャリストであるColombusは、Xcrステンレススチールと軽量のSprint HSStチューブを組み合わせた製品を提供している。
最近のエアロなケーブルレスのバイクを見慣れていると、昔ながらのワイヤーの取り回しは逆に新鮮に感じられる。
フレーム以外は、AG2R La Mondialeチームのスポンサーである通常のコンポーネントプロバイダーを使用。
クランクセットはRotorの2inPowerクランク。
グループセットの残りの部分は、KMCチェーンを装備した機械式Shimano Dura-Ace。
ホイールは、Mavic Cosmic Proカーボンホイール。
タイヤはVredestein Fortezza Senso Tタイヤを装着。
Deda SuperZeroのステムとハンドルバーはスチールフレームにカーボンファイバーの性能を追加。
ハンドルバーは、白いハンドルバーテープで仕上げ。
Dedaは、Fizik Antares R1サドルをトッピングしたZero100シートポストも提供。
フレームがスチール制というだけですね。Di2に慣れてたら、機械式は戸惑いがあるかもしれないですが、そこはプロだから問題ないのでしょう。
スチール製Eddy Merckx Corsa Road Rimの仕様
- フレーム : Eddy Merckx Corsa Road Rim
- ホイール : Mavic Cosmic Proカーボンホイール
- タイヤ : Vredestein Fortezza Senso Tタイヤ
- クランク : ローター2inPowerクランク
- チェーン : KMCチェーン
- コンポ : Shimano Dura Aceメカニカルグループセット
- ハンドル : DEDA SuperZeroハンドルバー
- ステム : DEDA SuperZeroステム
- シートポスト : DEDA Zero100
- サドル : Fizik Antares R1
- ペダル : ルックKeo Bladeカーボン
オリバー・ナーセンの普段使用しているバイクは、カーボンファイバーモデルであるEddy Merckx Stockeu69。この最終ステージだけEddy Merckx Corsa Road Rimで走ってます。
オリバー・ナーセンは、今回のツール・ド・フランスではトップ10フニッシュを4回。総合は69位でゴール。
ちなみに、スチールバイクで走った最終ステージは133位。
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