ジョヴァンニ・バッタリンが勝利したジロ・デ・イタリアの38年前のレースにちなみ、世界で僅か38本限定の限定フレームが発表された。
オフィチーナ バッタリン(Officina Battaglin)の、Arena 1981と呼ばれるフレームセットは、素晴らしいワインカラーとクロームプレーテイングの美しいフレーム。
ジョヴァンニ・バッタリン
プロとなった1973年にジロを総合3位。
1981年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。その3日後に開幕したジロ・デ・イタリアでも優勝。
当時は、ブエルタが4月21日から5月10日まで開催。ジロは5月13日から6月7日の開催だった。
ブエルタとジロを同一年に制覇した選手は、エディ・メルクスとバッタリンの二人しかいない。
彼自身が設計した初めてのバイクを発表したのは1981年。選手時代からすでにフレームビルダーとして自転車の設計をしていた。
彼は、現在もオフィチーナ バッタリン(Officina Battaglin)のフレームビルダーとして活躍している。
Giro d’Italiaフレームセット Arena 1981
今年のジロ・デ・イタリアのフィナーレのステージは、ローマのコロセウムをスタートしてゴールするタイムトライヤル。
バッタリンが勝利した38年前の1984年も同じ。
この機会を記念して、Officina Battaglinはピンクとクロームの目を引くフレームセットを製造した。
Arena 1981と呼ばれるフレームセットは、アストリアワインのカラー。それは、ジロ・デ・イタリアの各段階の勝者によって受け取られたのと同じワインだ。
当時はワインが振舞われていたのですね。
Officina Battaglinは、2年前にレトロ風スチールアリーナフレームセットを発売している。
モデルはColumbus SLスチールチューブで構成されている。 クロモベラピンクで仕上げられた、対照的なクロムラグは、自転車の特別な仕上げを提供するように設計されてた。
さて、世界で38本限定のフレームArena 1981を見てみましょう。
限定版のフレームセットはそれぞれ、構造番号を示す金属プレートで装飾されている。
細かい白のデカールは、ダウンチューブに綺麗に映えており美しい。
クロームラグもシートポストクランプを一体化。
スチールバイクならでは細さ。
フォークの肩のクロームラグが特徴
シートクランプ
フレームは一つずつ手作りで作成
フレームセットは限られたシリーズの数を示す金属プレートが埋め込まれている。
ジョヴァンニ・バッタリンの名前がバイクをトップチューブを飾る。
ブレーキブリッジの細部
スチールフレームの場合にはハンガーも作りこまれている。
Battaglinはイタリア北西部、マロースティカの街で、職人の手により時間をかけて手作りされる、非常に生産効率の悪いロードフレーム。
すべての工程は正確に時間をかけ、正確なチューブの切削、仮組、ロウ付け、またはTig溶接で組み上げられ、ベテラン職人の技と、正確な作業で作られている。
でも、これだけ綺麗だったら乗るんじゃなくて、飾っておきたいですね。
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