メルセデスAMGはN+(N Plus Bikes)とコラボレーションして、n+ Mercedes-AMG Petronas V11ロードバイクを発表した。
フレームにはメルセデスのマークが散らばってデザインされている。
n+ Mercedes-AMG Petronas V11ロードバイクは、イギリスのブラックリーにあるメルセデスAMGペトロナスF1チームの塗装工場で手作りされており発注しても時間がかかるようだ。
N+からはn+ Mercedes-AMG Petronas V11ロードバイクと共にSilver Arrowsというe-bikeも発売されている。
n+ Mercedes-AMG Petronas V11ロードバイク
ロードバイクのカラーリングは、W11レースカーのカラーリングを作成したデザイナーと同じチームによってカスタム設計されている。
V11は、2020 W11メルセデスAMGペトロナスフォーミュラ1チームレースカーと一致するVeloと11年目のVを反映している。
n+ Mercedes-AMG Petronas V11は、コンポーネントの仕様により3種類が展開される。
フレームはエアロ形状で、特徴的なのはリアホイール部分のシートチューブがえぐれているところだ。
ダウンチューブは、カムテール バーチャルフォイルとなっておりエアロ形状。トップチューブには作成した職人の署名も入っている。
カムテール バーチャル フォイル(KVF)とは
尻尾の部分を切り取った独特なデザインで、は空力学的な抵抗を減らし、剛性を高め、重量を減らし、横風の中でも安定する。そして、上下方向へのしなりも増やしたことでライド時の快適性も向上する。
ドロップシートステイを採用していおり、最近のトレンドは全て取り入れてある。
もうひとつ、フレームで特徴的なのはフロントフォークの形状。この形も空力性能を向上させるのだろう。ケーブル配線は全く見えない。
コンポはSRAMが搭載される。コンポの種類は3種類が用意されている。
- SRAM Red eTap
- SRAM Force ASX
- SRAM Force 2
SRAM Red eTapには、SRAM RED AXSパワーメーターも搭載され豪華仕様となっている。
ハンドルは統合となっている。公式サイトには統合ケーブル配線およびカーボンロードハンドルバーとして説明がないので、ハンドル幅やステム長はわからない。
予約すると、メールがくるので、そこでハンドル幅とステム長を決めるシステムとなっているようだ。
サドルは、独自に製造したカーボンファイバーシャーシーと、ドイツのハンドメイドAlcantanaカーボンサドルを使用。
ピレリタイヤとコラボレーション
ピレリは、メルセデスAMGペトロナスの6回連続FIAフォーミュラ1世界コンストラクターズチャンピオンシップを祝って、このプロジェクト専用の特別なPETRONAS GREEN PIRELLI P ZERO VELO LIMITED EDITIONタイヤを開発。
値段は日本円で8,428円。こちらも2020年5月からの販売だ。
こちらも公式サイトに情報がなくて、重量も幅もわからない。ピレリには以前から、P ZERO VELOがあり、グリーンのカラーエデションもあるので性能は同じではないかな。
n+ Mercedes-AMG Petronas V11ロードバイク SPEC
- コンポ : SRAM Force 22ディスクブレーキ
- ホイール : ZIPP 303sカーボンホイールセット
- フレーム : Mercedes-AMG Petronas V11ハンドクラフトカラーリング
- ハンドル : 統合ケーブル配線およびカーボンロードハンドルバー
- サドル : Alcantara Europeanハンドメイドカーボンサドル
フレームサイズは、49,52,54,56,59の5種類。
価格はSRAMのコンポグレードによって3種類。
- SRAM Red eTap 1,263,864円
- SRAM Force ASX 947,898円
- SRAM Force 2 631,932円
現在予約受付中で配達は2020年5月からとなる。
メルセデスがコラボしてロードバイクを発売するのは初めてではない。n+は、メルセデスAMGと長期独占ライセンス契約を締結しており永続的に販売していくようだ。
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