PiRopeの2.2gVectranファイバースポークは、自社開発のハブを組み合わせて、超軽量なホイールを作成している。
その秘密は、2.2gVectranファイバースポークにある。べクトランポリエステルファイバースボークが使用してある。簡単にいうと紐みたいなものだ。
![](https://chan-bike.com/wp-content/uploads/2021/09/Pi-Rope-ultralight-textile-spoke-mountain-bike-wheels_Vectran-polyester-texile-fiber-spokes_double-nipple-threads-500x333.jpg)
photo PiRope
紐状だが、スチールスボークが2.5~3kNに耐えれるのと比べて、最大6~8kNに耐えられるという。衝撃は、スボークの伸びの弾性範囲内で収まるので、元の長さに戻る。
今回は、この2.2gVectranファイバースポークに着色出来るようになっている。
PiRope超軽量ベクトランファイバースポークホイール
![](https://chan-bike.com/wp-content/uploads/2021/09/Pi-Rope-rainbow-ultralight-braided-Vectran-fiber-spoke-wheels_detail-800x533-1-500x333.jpg)
photo PiRope
Pi Ropeがポリエステル繊維を染色するプロセスを開発したので、彼らは色の選択肢を11種類に拡大している。
- ゴールデンシャイン
- ブラックプレミアム
- 明るいオレンジ
- 明るい黄色
- 鮮やかなピンク色
- 薄暗いピンク
- 赤
- ライトブルー
- ミディアムブルー
- 濃紺
- 濃い緑色
![](https://chan-bike.com/wp-content/uploads/2021/09/Pi-Rope-rainbow-ultralight-braided-Vectran-fiber-spoke-wheels_loose-spokes-500x375.jpg)
photo PiRope
確かにカラフルになる。1本でも着色可能でカスタマイズもOKだ。色を追加すると約20ユーロの追加料金がかかる。
1本のスボーク重量は2.2g。これは以前紹介した、 Berd Spokesの2.5gよりも軽い。軽量スボークの代名詞、サピムCX-Superは280mmの長さで1本3.6gだから、これよりも各段に軽い。
ただ、サピムとはスボーク直径が違うので空気抵抗に関しては、性能が劣るだろう。
![](https://chan-bike.com/wp-content/uploads/2021/09/Pi-Rope-ultralight-braided-Vectran-fiber-spoke-wheels_Cannondale-Lefty-front-hub-500x300.jpg)
photo PiRope
RiRopeは独自のLeftyフロントハブを開発。ハブにねじ込み接続用に開発され最適化されている。ハブも軽量に仕上がっている。
![](https://chan-bike.com/wp-content/uploads/2021/09/Pi-Rope-rainbow-ultralight-braided-Vectran-fiber-spoke-wheels_more-build-options-800x480.jpg)
photo PiRope
Pi Ropeは当初から、ドイツのリムメーカーであるNewmenと協力して、アルミとカーボンのホイールを製造していた。
最軽量のRL SUB 1.1は、BikeAheadのTHErim SL24リムを使用し、1,005gのホイールセットに仕上がっている。価格は€2,899(約37万円)と高価。
ロード用ホイールのR.38は38mmのリムハイトで、1,250gと軽量に仕上がっている。
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