ビックプーリーは近年プロライダーの世界でも浸透してきている機材の一つ。
Muc-Offと言えば、潤滑剤で有名でイネオスやCanyon SRAM Racingの公式サプライヤーでもある。
2019年にはイネオスにMuc-Offのナノチューブチェーンを提供。
そのMuc-Offから今回ビックプーリーが発表される。
デビューは、ツール・ド・フランス第20ステージの個人タイムトライヤル。バーレーン・マクラーレンのミケル・ランダが使用する。
Muc-Off ビックプーリーLOPS
摩擦を低減することは明らかにLOPSビックプーリーの主要な目標。テクニカルパートナーのバーレーン・マクラーレンと開発を続けていた。
プーリーホイールの設計は当然ながら非常に重要で、航空宇宙グレードのアルミニウムから13Tの上部プーリーホイールと19Tの下部ホイールを作成し、非常に効率的なコーティングを使用して、摩擦を最小限に抑えている。
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photo muc-off.com
セラミックベアリングは、特殊な合成炭化水素で潤滑され、摩擦係数をさらに低減し、半径方向および軸方向の許容誤差が厳しくなり、シフト精度が向上。
ケージはチタンを採用しておりテストした中で最も硬い値を示している。
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photo muc-off.com
Muc-Offは潤滑剤からチェーン、そしてビックプーリーと開発の幅を広げており全てを使うことで最速のシステムを生み出すことを考えているようだ。
なお、LOPSビックプーリーの発売時期と価格はまだ未定。ツールが終わってから詳細と共に発表だろう。
詳しくは公式サイトでどうぞ
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