ワールドツアーの降格を巡る争いがシーズン後半にかけて加速している。
鍵を握るライダーは、Lotto Soudalのアルノー・デリーとMovistar Teamのエンリク・マスとアレハンドロ・バルベルデだ。
現在、UCIワールドツアーランキングの3年トータルのポイントではLotto Soudalが19位で降格の可能性が高い。
だが、これが急速に縮まっている。
ブルターニュ・クラシックで303ポイント差に
ブルターニュ・クラシックでLotto Soudalのアルノー・デリーはワウト・ファンアールトに果敢にスプリントでチャレンジ。
250kmを越えるレースでも通用することを証明した。
惜しくも4位となったが、220UCIポイントを獲得。だが、これレースではそれだけではなかった。
- アルノー・デリー 220
- ジャスパー・デブイスト 24
- フィリップ・ジルベール 24
- ヴィクトール・カンペナールツ 8
実に、チームで276ポイントの荒稼ぎ。流石はワールドツアーレースだ。これでMovistar Teamとの差は、303ポイントに。
しかし、この差はまだ大きい。アルノー・デリーは、1クラスのレースしか予定がないので勝利しても125UCIポイントしか稼げない。
アルノー・デリーは、イル・ロンバルディアなどには出場予定もないし、目指すレースが違う。他のライダーで、勝利を更に掴まないと厳しいのは当然だ。
エンリク・マス
😃💻✍️ Atendiendo a los medios desde Alicante en la jornada de descanso de #LaVuelta22. ¡Gracias a l@s compañer@s que os habéis conectado, pese al largo traslado por carretera! 🙏
🚴♂️ @EnricMasNicolau
👕 @lecoqsportif
🍼 @Penaclara pic.twitter.com/kocpGR4Iin— Movistar Team (@Movistar_Team) August 29, 2022
それに対してエンリク・マスはUCIポイントに関係なく、残るブエルタのステージで、オールオアナッシングで戦うと明言。2位では満足できないということだ。
2018年、2021年とブエルタ2位となっているが制覇しないと気が済まないのは当然だろう。
Movistar Teamにはアレハンドロ・バルベルデもいる。最後のブエルタで後半にステージ優勝を狙って走るのは間違いない。上位に顔を出すはずだ。
ブエルタの総合順位のUCI獲得ポイントは大きい。エンリク・マスがトップ5以内で終えればMovistar TeamのUCIポイントランキングは大きく上がるだろう。
まあ、どちらにしてもLotto Soudalは残るレースを全力で戦うしかない。
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