ミゲルアンヘル・ロペスは、モビスターでの不運な冒険の後、Astana Qazaqstan Teamのグループに戻る。
ミゲルアンヘル・ロペスは、すでにジロ・デ・イタリアでの勝利を目指して戦うことを発表しており、モビスターチームの不満についてもインタビューで語っている。
ジロ・デ・イタリアを目指す
There is no place like home 🏠 @SupermanlopezN#AstanaQazaqstanTeam pic.twitter.com/bJqpjf6dp3
— Astana – Premier Tech (@AstanaPremTech) October 15, 2021
ミゲルアンヘル・ロペスはツール・ド・フランスをアレクセイ・ルツェンコに明け渡し、2018年に総合3位となったジロ・デ・イタリアに全力投球する。
2022ジロ・デ・イタリアの個人タイムトライヤルは、第2ステージと最終ステージの合計26.3kmしかない。
2022ツール・ド・フランスは2つのTTで合計53kmもあり、TTが得意でないミゲルアンヘル・ロペスがジロを目指すのは当然と言っても良い。
私は何度かグランツールの優勝を惜しくも逃しているので、今がそのタイミングなのかもしれません。その作業は簡単ではないが、現実的に夢を見ることができると思う。
ジロで優勝するために、あるいは少なくとも一般クラスで優勝を争うために、チーム内であらゆることを準備しなければならない。
ただ、Astana Qazaqstan Teamのジロの発表されているメンバーを見ると
- ミゲルアンヘル・ロペス
- ヴィンチェンツォ・ニバリ
- ダビ・デラクルス
3人がエントリーされている。ダビ・デラクルスはブエルタもエントリーしているのでジロではアシストだろう。
ニバリとロペスのダブルエースとなるのだろうか。ただ、ニバリも衰えが見えるのでステージ優勝狙いかもしれない。
なお、ジャンニ・モスコンはクラシック狙いなのでジロの出場はない。
アスタナ復帰を喜ぶ
ミゲルアンヘル・ロペスは、2015年から2020年までのアスタナに6シーズン在籍。
27歳となったロペスは、プロとしてのキャリアの最初の6年間を過ごしたカザフスタンのチームに戻れることを喜んでいる。
私はここ、アスタナに戻ってきた。チーム体制が大きく変わり、新しいライダーもたくさんいるが、ヴィンチェンツォ・ニバリや彼の周りの人たちとは良い関係を築いている。
新しいライダーたちのおかげで、我々は最高のチームの一つとなった。2022年に向けて、いい予感がしている。
2021年にモビスターに移籍したのも、チームの財政事情のためだった。結局1年だけの移籍となったけども。
モビスターについて
Salvamos bien el día, adelante y en equipo. Piernas y corazón para lo que resta. Vamos @Movistar_Team 📷 @PhotoGomezSport pic.twitter.com/n88ojnHkJL
— Miguel Angel Lopez Moreno (@SupermanlopezN) September 1, 2021
ロペスは、コロンビアのラジオ局RCNの声明で、元チームのモビスターについて語る際に舌を噛まなかった。
ミゲルアンヘル・ロペスによると、Movistarキャンプはコミュニケーションが不足しており、意見の不一致はブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージの段階でピークに達した。
グランドツアーでは、明確な役割分担はなかった。ブエルタでは、エンリク・マスがアタックのタイミングを見計らっていた。
最後となったステージでは、逃げに飛びつきたかったが、離れていったマスが、なぜ私が攻撃するのかとずっと聞いてきたんだ。
エウセビオ・ウンズエが近づいてきたのは、差が40秒になったときだった。違和感のある状況だが、これ以上ギャップを縮めようとしないように、と言われた。そして、とても腹が立ったので、レースを終了することにした。
モビスターがリーダーを何人もたててグランドツアーに望むことは何度もあり、そのたびにリーダー同士の衝突が起こっている。
これは、どんなチームでも起こる問題だけど、キャンプの時からコミニケーションが不足していてはレースで連携を取ることなんて出来るはずがない。
チームメイトからの協力を得たいのならば、普段からの信頼関係も必要ということだ。
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