前日のショートトラックでは、マチュー・ファンデルプールが勝利。
アルプシュタットのワールドカップのコースは、最も難しいコースの一つで長い2つの上り坂がある。
第2戦のノベメストと共に、東京オリンピックの最終予選イベントでもある。ドイツのアルプシュタットは、一週間寒かったのに気温は一晩で暑くなり27度まで上昇。
これだけ、一気に暑くなるとライダーも負担が増大。
レースは、33回目のワールドカップ優勝を目指すニノ・シューター、マチュー・ファンデルプール、そしてイネオスのトム・ピドコックも参戦する。
XCOクロスカントリー

マチュー・ファンデルプールは昨日のショートトラックで優勝したので最前列スタート。

スタートダッシュでマチュー・ファンデルプールは、ほぼ先頭付近で走る。この時トム・ピドコックは、ランキングが全くないので11列目からスタート。
ゼッケンナンバーは100だ。

マチュー・ファンデルプールは3番手で1周目の登りを上がる。

一時4位におちている。

だが、マチュー・ファンデルプールは登りで一気にトップに立った。これは1周目から独走か?

この頃トム・ピドコックは35位まで上がってきている。すでに60人以上を抜いた計算だ。
1周目終了時点では後続の3位集団に8秒のタイム差をつけて一時は単独トップとなる。

マチュー・ファンデルプールは、単独から二人となる。まだ後続には4秒のタイム差をつけている。

マチュー・ファンデルプールは開始18分で後続に追いつれ2位に後退。

トム・ピドコックは登りで15位まで上がってきた。
2周目

マチュー・ファンデルプールは、2周目のスタートゴール地点を2位で越えていく。かなり暑そうだ。
トム・ピドコックは7秒遅れ。もう先頭集団に追いつきそうだ。

マチュー・ファンデルプールは、直線部分で9位にまで下がってしまう。最初に飛ばし過ぎたツケが回ってきたのか。

トム・ピドコックが2周目で前にあがる。

マチュー・ファンデルプールは、トム・ピドコックにも抜かれて13位まで順位を落とす。
3周目

トム・ピドコックは4人の先頭集団に追いつき5位で通過。マチュー・ファンデルプールは、14位に後退。

トム・ピドコックは、なんのためらいもなく直線でトップに立つ。ここがトム・ピドコックの良いところだ。シクロクロス同様に前を引き続ける。

トム・ピドコックは6人の先頭集団のトップで走り続ける。マチュー・ファンデルプールは、少し離れてしまった。

登りで、ニノ・シューターに抜かれトム・ピドコックは2位に後退。
4周目

ピドコックは5位に後退。飛ばし過ぎたか?
実は、この時にスローパンクしていたようだ。

トム・ピドコックは4周目で先頭集団の最後尾の6位に。
マチュー・ファンデルプは、9位を走行している。少し回復したけど、先頭に追い付くことはもうない。
5周目

マチュー・ファンデルプは、5周目で8位に上がるが先頭までは追い付きそうにない。

トム・ピドコック6番手で、マチュー・ファンデルプが後ろに少し見えてきた。
6周目

最終周回でトム・ピドコックは7秒差の6位で変わらず。

トム・ピドコックの後ろまでマチュー・ファンデルプールは上がってきた。しかし、少し差がある感じか。

優勝は、ニノ・シューターを直線に入る前のカーブで抜いたVictor Koretzky。

トム・ピドコックは5位でゴール。この時に、タイヤにはほとんど空気がないほどになっていた。

マチュー・ファンデルプールは、相当暑いのだろう。前をはだけて7位でゴール。
ゴール後にトム・ピドコックは
来週のノベメスト(Nove Mesto)では、良いスタートボジションを得るために、前日のショートトラックに参加できる。
精神的に常に前に移動してライダーを抜いていくのは簡単だった。ただ暑さには参った。
マチュー・ファンデルプールのコメントはないけど、間違いなく暑さにやられたのだろう。次の第2戦でランキングを上げておかないとオリンピックで良いスタート位置が得れない。
来週のチェコでの二人の走りに期待しておこう。
リザルト
| Pos. | Rider Name (Country) Team | Result |
|---|---|---|
| 1 | Victor Koretzky (France) | 1:20:23 |
| 2 | Nino Schurter (Switzerland) | 0:00:02 |
| 3 | Mathias Flueckiger (Switzerland) | 0:00:23 |
| 4 | Ondřej Cink (Czech Republic) | 0:00:25 |
| 5 | Thomas Pidcock (Great Britain) | 0:00:29 |
| 6 | Anton Cooper (New Zealand) | 0:00:30 |
| 7 | Mathieu Van Der Poel (Netherlands) | 0:01:13 |
| 8 | Alan Hatherly (South Africa) | 0:01:19 |
| 9 | Thomas Griot (France) | 0:01:33 |
| 10 | Henrique Avancini (Brazil) | 0:02:05 |
※ハイライト動画はのちほど追加予定



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