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2023 UCIシクロクロス世界選手権男子エリート 勝者はワウト・ファンアールトかマチュー・ファンデルプールか?

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Photo credit: hans905 on Visualhunt
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2023年の男子エリートの世界チャンピンの決まる日だ。

昨年優勝のトム・ビドコックは出場しない。クラシックに専念する。

 

過去優勝者

  • 2022  トム・ピドコック
  • 2021 マチュー・ファンデルプール
  • 2020 マチュー・ファンデルプール
  • 2019 マチュー・ファンデルプール
  • 2018 ワウト・ファンアールト
  • 2017 ワウト・ファンアールト
  • 2016 ワウト・ファンアールト
  • 2015 マチュー・ファンデルプール
  • 2014 ゼネク・スティバル
  • 2013 スヴェン・ナイス
  • 2012 ニールス・アルベルト

 

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世界選手権 エリート男子

コースプロフィール photo uci

 

コースは、マチュー・ファンデルプールの父、アンドリュー・ファンデルプールが作成している。ワウト・ファンアールトは、マチューに有利に作られているとか全く考えていないと。

自分の比重はロードに傾いており、シクロクロスの世界王者は自分にとってそれほど目標ではないと語っている。逆にマチュー・ファンデルプールは地元でもあり、王者に掛ける気合は非常に高い。

二人の勝負は最後のスプリントまでもつれるとマチューの父、アンドリューは予測するが果たして。

 

男子エリート

コースは昨日と全然違うよ。完全にドライになったので、かなり早くなったね。私としては、それでいいんだ。それも、太陽と風のせいで予想通りだ。

スタートから何を期待していますか?

決定的なものでなく、早く前に出たいと思っている。どこでアップするのか?それについては、すでに考えがある。

 

いつも他のクロスでやっているように遅くまで試走した。コースにはそれほど特別なものはない。コンディションは適度に乾燥している。3周もすれば十分わかる。

それは?

もう少し滑るかなと期待していたのだが、乾燥が進むばかり。トリッキーであることに変わりはないが、超絶技巧というわけでもない。そして、その過ちは罰せられる。

バー?みんなジャンプできるんだから、それで差がつくとは思えない。タイヤの選択もそうだ。

 

さあ、スタート。

 

スタートトップは、いつものようにラース・ファンデルハール。

 

2番手にマチュー・ファンデルプール。ワウトが続く。

 

あっと、日本の織田聖が落車。なんと、カナダの選手は自分の指が脱臼していることに気付いて、自分で直している。

 

ワウトはマチューの後ろ。

 

 

まずは、ラース・ファンデルハールがトップを快走。

 

マチューが先頭に出た。

 

マチューが登りでペースを上げる。爆走のスピードで一気に後ろは崩壊だ。

 

ついていけるのはワウトだけだ。

 

はやくも後続に10秒差。

 

完全に二人の戦いだ。

 

2周目

マチューは、また引き過ぎている。

 

ワウト・ファンアールトは前に出ない。

 

これは、ワウトに足をためられて行かれるパターンになるかも。

 

3周目

ようやくワウトが前に。

 

マチューはバイク交換を次のピットでするのか、ピットに指示している。

 

3番手には、ガーデン・カイバーズが上がっている。

 

マチューの先頭交代が速い。登りで仕掛けたいのだろうけど、もう少し引かせないと。

 

5位以下は一列棒状。

 

バーで少しリードするがワウトはすぐに追いつく。

 

4周目

二人の差がつくところがない。わずかにバーのクリアーがマチューが速い程度か。

 

バーのクリアーでマチューが前に。

 

5周目

後続は28秒遅れて、マイケル・ファントーレンハウトとガーデン・カイバーズ。ガーデン・カイバーズはマアチュアのはず。プロ契約したのかな。

 

マチューは、引き過ぎだな。

 

今度は、ワウトが登りで仕掛ける。

 

ガーデン・カイバーズは引けないと首を振っている。ベルギーチームのために頑張ると言っていたけど。

 

バーからマチューがスパート。やっぱり、先頭交代が早い。

 

6周目

マチュー先頭で6周目に。

 

このコースならば、マチューも腰にこないだろう。

 

マイケル・ファントーレンハウトが単独3位に。

 

7周目

二人ともミスは全くない。

 

マチューがアタック!

 

だが、ワウトは離れない。

 

全開だが、ワウトは追いつく。

 

マチューが、またもバーからアタック。

 

 

しかし、ワウトは遅れない。本当に今日のマチューは100%だ。

 

8周目

マチュー先頭で8周目に。

 

次は、ワウトのアタックがあるかも。

 

いつの間にか、3位争いはラース・ファンデルハールとエリ・イーゼルビットに。

 

ここのバーでは、マチューはアタックをかけなかった。すでにスプリントに向かっているのか。

 

9周目

どこで、アタックがかかるか。

 

マチューが滑って足をつく。

 

登りでは、二人共仕掛けなかった。

 

10周目

ついに最終周回に。

 

マチューが前に出る。

 

アタックをかけるならば後ろにいるほうが有利だ。

 

ワウトがバーの前に先頭交代。

 

マチューは、バーからも仕掛けない。

 

これは二人はスプリントで決着だ。

 

さあ、マチューが先に後ろからスプリントを開始した。

 

マチューの加速にワウトが遅れる。

 

マチューが猛然とスパート!

 

ワウトが追いつかない。

 

ワウトは、並ぶことも出来ない!

 

あ~、マチューが雄たけびだ~!

なんと、二人の真っ向勝負は、マチューの先行したスプリントをワウトがまくることが出来なかった。二人の差は本当に僅かだ。

ワウトは、まさか下からロングスプリントをマチューが開始するとは思っていなかったのかもしれない。

マチューの今シーズンは、腰の痛みの再発で先行きが見えないかと思われたが、見事にコンデションを整えてきた。二人の戦いはロードへと続く。

 

3位には、ラース・ファンデルハールを退けたエリ・イーゼルビットが入った。エリも背中の痛みを克服したようだ。

 

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リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

冷静でいられたことが、今日の勝利につながったのかもしれない。本当に気分が良かったし、また、ロードでは自分が一番強いと感じた。

本当に超幸せだ。今週は兄のダヴィトと一緒に上り坂のスプリントをトレーニングしたんだ。本当にすごくリラックスしていた。

ワウト・ファンアールトも驚いた?

バーは、みんなに期待されていたけど、予想通りすぎたね。最後の直線を2番手で上がっていきたかったので、そのまま直進した。追い風だったし、最初に始めた人は誰でも有利だった。私は、それをうまく利用した。それはワウトを驚かせたのかもしれない。

この勝利は、本当に高く評価している。フーガハイデの氷を突き破って落ちるようなことは知っているので、そこで冷静さを学んだのかもしれませんね。今シーズン最高の一日が必要だったし、その一日を過ごすことができた。

表彰台で感情的になっていましたか?

それはそれほど悪くはなかったが、クリスマスの頃は難しい時期だった。チームと一緒にうまく回復し、物事が良くなっていると感じた。

ワウト・ファンアールトには前で攻撃させませんでしたね。

私たちは10年間お互いに戦ってきた。私たちはお互いをより高いレベルに引き上げるが、このスポーツも同様だ。私はそのようなものを見たことがない。

キャリアを終えた後、私たちは自分たちの戦いを誇りに思うだろう。私たちは素晴らしい物語を書き、これが最後の章ではない。私たちはすぐにツアーで再会するでしょう。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

優勝できなかったのは残念だ。最初の1分から、私はプレッシャーを感じていた。特に最初の30分は苦戦しましたね。ハンドルを握ると、臆病なライダーみたいだった。何をやっても無駄なのだから、やっても無駄なのだ。マチューはスプリントでそれをやってのけたんだ。

最終ラップで試みたが、それではスプリントを防ぐことはできなかったようですが。

バーの前に加速したのは、毎回、あそこで少し負けていることに気づいたからだ。結局、2番手でゴールまで駆け上がろうとしたのだが、前方に押し上げられ、それに対する答えが出なかった。

今思えば、そのままスプリントに突入していれば、もっといいチャンスがあったかもしれない。でも、そんなことしてないんだから、自分のせいだ。マチューはレースで一番強かった。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Netherlands 1:07:20
2
 VAN AERT Wout
Belgium ,,
3
 ISERBYT Eli
Belgium 0:12
4
 VAN DER HAAR Lars
Netherlands 0:13
5
 VANTHOURENHOUT Michael
Belgium 0:46
6
 KUYPERS Gerben
Belgium 0:54
7
 VANDEPUTTE Niels
Belgium 0:57
8
 SWEECK Laurens
Belgium 0:59
9
 MASON Cameron
Great Britain 1:08
10
 VENTURINI Clément
France 1:30
11
 ADAMS Jens
Belgium 1:33
12
 KUHN Kevin
Switzerland 1:34
13
 RÜEGG Timon
Switzerland ,,
14
 MEIN Thomas
Great Britain ,,
15
 MENUT David
France 1:35
16
 RONHAAR Pim
Netherlands 1:36
17
 KONWA Marek
Poland 1:37
18
 ROUILLER Loris
Switzerland 1:38
19
 ORTS Felipe
Spain ,,
20
 HENDRIKX Mees
Netherlands 1:54
21
 BOROŠ Michael
Czech Republic 1:57
22
 KAMP Ryan
Netherlands 2:06
23
 VANDEBOSCH Toon
Belgium 2:22
24
 DUBAU Joshua
France 2:57
25
 DOUBEY Fabien
France 3:32
26
 NIEUWENHUIS Joris
Netherlands 3:40
27
 WHITE Curtis
United States 3:45
28
 FONTANA Filippo
Italy 3:48
29
 ŘÍMAN Jakub
Czech Republic 3:52
30
 SUAREZ Kevin
Spain 4:24
31
 KIELICH Timo
Belgium 5:24
32
 MEISEN Marcel
Germany
33
 VAN DEN HAM Michael
Canada
34
 RISBERG David
Sweden
35
 ODA Hijiri
Japan
36
 HEIGL Philipp
Austria
37
 MALNASI Jozsef-Attila
Romania
38
 NYSTROM Felipe Timoteo
Costa Rica
39
 PELLUARD Vincent
Colombia
こちらはフル動画

 

 

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