イツリア・バスクカントリー第2ステージは、2級山岳頂上からゴールまで5kmは下り。
11kmもある登りだったが、予想に反して大集団のまま頂上を通過。そこからの下りは非常にハイペースで危険なものだった。
実際、下り始めで落車が発生しUAE Team Emiratesのマルク・ソレルはリタイヤしている。また、この危険な下りに多くのライダーが批判している。
危険な下り
Ide Schelling timed well his sprint and won stage 2 of @ehitzulia in Leitza, out-smarting Sobrero, Gaudu & favourite Aranburu. One of the craziest downhill finishes in years, I’m glad that everyone stayed upright. 🙏 #Itzulia2023
📽️ @SenalDeportes pic.twitter.com/9R2EXBAenh— Mihai Simion (@faustocoppi60) April 4, 2023
実際危険なのは、下り始めのコーナーが連続している箇所だった。相当なハイスピードで各選手が下っており選手は命がけでコーナーをクリアーしていた。
ステージ優勝したイーデ・シュリングも下りは非常に危険だったとコメントしている。
ステージ3位となったダヴィ・ゴデュも以下のように非難している。
「第2ステージの最後の数キロは、狭く曲がりくねった道を下るため、何度もクラッシュが発生した。とても危険なフィナーレだった。崖っぷちというより、命がけだった。
しかし、少しでもタイムを縮めたかったので、先頭に立つ必要があった。その後、追い抜くことはできなかったので、3位でゴールした。それが今日の最高到達点だった。」
Jumbo-Vismaのスポーツディレクターも公式サイトで、こんな危険なフニッシュは好みじゃないと非難している。
マルク・ソレルは骨折
Sad to report that @solermarc93 suffered a crash on the final descent of stage 2 of #Itzulia2023 today.
He was taken to hospital where he was diagnosed with a fractured thumb and will undergo further tests this evening.
Ánimo Marc 🙏 #WeAreUAE pic.twitter.com/NbxvxqHBt6
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) April 4, 2023
一番の犠牲はUAE Team Emiratesのマルク・ソレル。
残り4kmの落車で親指を骨折してしまった。その後の医療アップデートはまだないけれども、骨折となると数週間は復帰出来ない。
マルク・ソレルは、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャのメンバーに選ばれているが、チームにとっては大打撃だ。
今シーズンもマルク・ソレルは好調。アシストとして走るが、レースでは良くアタックをかけており、勝利に近い走りを何度も見せている。
このような下りでゴールに向かうというのは危険だ。登りは長かったけれど、平均勾配3%程度ではプロでは差がつかないということだ。
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