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リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの「沈黙の英雄」 ロマン・バルデが口を開く

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Photo credit: alasdair massie on VisualHunt
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2022リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでの大落車でジュリアン・アラフィリップを初め、多くのライダーがレースを去った。

EF Education-EasyPostは、リゴベルト・ウランを筆頭に5人がその場でレースをリタイヤ。レース後のチームの様子をSNSで公開している。

また、トム・ピドコックはTotalEnergiesのライダーが原因だとコメント。

名指しされた、TotalEnergiesのジェレミー・カポは反論のコメントを出している。

それぞれの言い分を聞いてみよう。

 

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リゴベルト・ウラン

 

こちらについてはあまり説明は必要ない。

リゴベルト・ウランは、すべてのサイクリストに賞賛を送ります。皆さん、体調は半分くらいでしょうか。とコメント。

EF Education-EasyPostは5人がリタイヤ

  • リゴベルト・ウラン
  • サイモン・カー
  • ベン・ヒーリー
  • ルーベン・ゲレイロ
  • オドクリスティアン・エイキング

骨折とかないようで良かったが、打撲は回復まで時間がかかるので心配だ。

 

ジェレミー・カポ

 

TotalEnergiesのジェレミー・カポは2箇所の鎖骨骨折。

ツイッターで以下のようにコメント。

肉体的な苦痛に加え、よく言えば不愉快、悪く言えばまったく事実と異なるコメントを読んだ。

BORA-hansgroheのライダーのホイールの後ろで道路の右端に座っているときに、だれかが私の後ろを押した。

この場所には2人用のスペースがなく、私のホイールは前のライダーのホイールに当たった。

ブレーキをかける時間はありません…そして混乱…1/4秒で。

私は、無思慮に危険を冒したことは一度もない。チームメイト、TotalEnergiesのチーム、そして身近な人たちは、私が危険を避けるためにどれだけ後方で時間を費やしているかを知っている…私は決して熱血漢ではありません。

最後にブレーキをかけることもない。決してね。私は常にパックの仲間、家族、そして自分の健康を尊重してきた。ずっとだ。

誇張された解釈とその拡散をやめてください。

私の後ろで倒れた人たちには申し訳ないと思っています。特にエリー・ジョスベールとジュリアンのことを思っているんだ。

ジュリアンへを助けたロマン・バルデに敬意を表します。僕と同じように回復を始めた人たちに、(僕に残された)力を送ります。自分を大事にして下さい。

 

Team Arkéa Samsicのエリー・ジョスベールは右寛骨臼骨折。骨盤の骨折だからかなりの重症。結局だれが原因だとか、真相は良くわからない。

事故に巻き込まれたライダーの回復を祈るしかない。

 

ロマン・バルデ

 

多くのライダーは、そのまま再乗車して走りだす中、ただ一人ジュリアン・アラフィリップを助けに戻ったロマン・バルデ。

多くのメッセージの後、ロマン・バルデはソーシャルメディアに別の声明を投稿した。

昨日何が起こったのかを言葉で表現するのはまだ難しい。落車後の恐怖の表情と傷ついた身体。人生があっという間に過ぎ去っていくのを見た皆のことを思う。

プロトンの笛は、機器の爆発音と人々の泣き声というカオスへと変わった。

皆さんのメッセージにとても感動していますが、正直なところ、この状況であれば誰もが同じことをしたと思う。命がかかっているときに競争はできない。

 

映像を見る限り、そんなことはないと思う。また、ロマン・バルデはTotalEnergiesのジェレミー・カポのツイートにもコメント。

ジェレミーは悪い時に悪い場所にいた。転倒の責任が誰にあるのか、波、速度、路面について判断するのは、私には程遠いことだ。私の投稿が分かりにくくて本当に申し訳ありません、頑張ってください。

 

さらに、レース翌日にLotto Soudalのフィリップ・ジルベールとも話をしている。

今朝もフィリップ・ジルベールと話した。彼はライダーの安全に非常に深く関わっているからね。

ライダーは皆、ルートを知っていて、ここの路面状態が悪いことも知っていた。ライダーの姿勢だけでなく、路面が変わって通りにくくなり、ハングアップしてしまったということもあっただろう。

多くの要因があった。また、スペースのあるスプリントでは直線で大きなクラッシュが起こることもあるが、コースレイアウトも重要な要素となる。

今日の自転車競技はハイテクスポーツだ。バイクの方が効率的で速い。誰もがコーナーをよく予測し、自分がコントロールしていると考えてブレーキをかける。

今回のような高速走行では、そうでないことがよくわかる。

 

ロマン・バルデはまだ事故の映像はみてない。知りたいと思ってもまだ見たい映像ではないと。下りで無理に危険を冒すことはない。

事故をしてケガをすると仕事が出来なくなるのだから、考えて走らないといけない。

ただ、今回のロマン・バルデの行動は称賛に値すると思う。

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