クリス・フルームは膝を痛めたことにより、レース出場が大きく遅れるかもと言われている。
これが現実となりそうで、まず2月20日のツール・ド・ルワンダがキャンセルされた。早くても3月のパリ~ニースからレース出場となりそうだ。
Israel – Premier Techのスポーツディレクター、リック・フェルブルッヘ(Rik Verbrugghe)は、フルームが元のレベルに復帰出来るのかについて、あえて答えることはなくなったと述べている。
見放したということではないのだけど。
計画は立てられない
I’m not made for European winters… 🥶
Anybody got any cold weather riding tips for me? 😆 pic.twitter.com/e8BKo5dgki— Chris Froome (@chrisfroome) January 19, 2022
クリス・フルームは昨年、再発したビルハルジアのために予定より早くシーズンを終えている。
更に、膝蓋腱損傷によってトレーニングが出来ない状態にもなっている。現在、少しずつ走ってはいるようだが、強度をあげたトレーニングは出来ていない。
これについて、スポーツディレクターのリック・フェルブルッヘは次のように語る。
オフシーズンにはランニングや水泳など他のスポーツに挑戦し、再び体力をつけた。しかし、そのために膝を痛めてしまった。その間、彼は強度はないものの、またサイクリングをしている。
そのため、フルームは3月中旬から再びレースに出場できる見込みだが、まだ具体的なレースプログラムは決まっていない。
まずツアー・オブ・ルワンダを走り、その後パリ・ニースを走るという計画は、怪我のために実現しそうにない。
今、彼のレースプログラムについて計画を立てるのは意味がない。まず、100%健康でなければならない。
パリ~ニースも危ないのかもしれない。そうなると、4月のツール・ド・ロマンディまで走れないことになる。膝が治らない限り、予定も立てられない状態のようだ。
フルームは元のレベルに戻ることができますか?
Not taking up golf any time soon 🙈 @rudybarbier75 pic.twitter.com/LCNVQtGtRy
— Chris Froome (@chrisfroome) January 19, 2022
フルームのトレーニングの予定はどうなってますか?
クリスはトレーニングキャンプ中、非常にモチベーションが高く、ただの一人の人間だ。2月には、育成チームの選手たちと一緒にキャンプに行き、フォームを改善する。
彼を標準に近づけるために何が必要かは分かっているし、できることはすべてやるつもりだ。
36歳のフルームは、チームが望むボジションに戻れるでしょうか?
クリスがまだ往年の功績を残せるかどうかは、もうあえて答えない。
このような契約には、スポーツ的な側面だけでなく、もっと多くのことがある。クリスはビッグネームだ。彼の存在は、他の人なら閉ざされたままの扉を開いてくれるでしょう。
また、自転車競技は、評判や名声も重要な要素なんだ。クリスはその中で大きな役割を担っており、チーム内の若いライダーの模範となっている。
リック・フェルブルッヘは、チームにおけるフルームの役割とチーム最高年俸を正当化している。確かに、レースに出るだけで主催者は喜び、走れても走れなくて注目は集まる。
ただ、ネームバリューが通じるのもあと少しの時間しか残されていないかもしれない。
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