時折見かけるエリートライダーの血管がむき出しているような写真。
何故、ここまで血管が見えるようになっているんでしょうか?
ボディービルダーでもないのに。
ツアーシーズンが始まる前にプロライダーはハードにトレーニングします。トレーニング強度は最高に近づ、体重を毎日測定するプロライダーの足は目を見張るような足を見せることがあります。
体脂肪率が低い
低体脂肪は確かに貢献しています。
プロのライダーは、体脂肪が非常に少ない(約6〜8パーセント)のです。
Chris Froome
2014年にTeam SkyがChris Froomeの脚の写真を公開したとき、彼らは「引き裂かれた」ような脚だと言ってます。
Our man @chrisfroome is looking absolutely ripped ahead of #LBL on Sunday! (Photo: @michellecound) #VaVaFroome pic.twitter.com/UGePCkvwKU
— Team Sky (@TeamSky) 2014年4月23日
ふくらはぎが細いですね~。
まだ、フルームの足はまだまだ良いほうですね。
Enric・Mas
続いて、クイックステップのエンリク・マスの足です。
左のふくらはぎにはウサギの足跡みたいな血管が浮いてます(>_<)
Trabajando duro para intentar tener las mismas piernas que el año pasado / Working hard to try having the same legs as last year (Foto Sigfrid Eggers) pic.twitter.com/BF8T078iU6
— Enric Mas Nicolau (@EnricMasNicolau) 2019年1月21日
Antoine Duchesne
さらに、カナダのプロライダー。Antoine Duchesne(direct energie)
5キロも体重を落としたのに2017年のツールには病気のために出場出来ず。ここまで頑張ったのに~。
Pawel Poljanski
しかし、もっとも極端に静脈がみれるのはパヴェル・ポルジャンスキー(BORA-hansgrohe)の足ですね。
2017年のツール・ド・フランス16ステージが終わったあとの足の状態です。
まわりのスタッフは日焼けラインを気にしていたそうですが、こんだけ浮き出た血管のほうが心配じゃあないんですかねえ~。
Bartosz Huzarski
パヴェル・ポルジャンスキーの仲間であるBartosz Huzarskiが2014年のツール・ド・フランス18ステージを走り終えた後に同様の写真を発表してます。
彼は言った。
「私はこの脚の状態をみることがあるよ。まあ、毎日ではないけどね」
血流が原因
論理的な原因は血流です。
クイーンズランド大学バイオメディカルサイエンス大学のBradley Launikonis博士は 、エリートサイクリストは平均的な人と比較して足への血流がとても高くなると語った。
「私たちが通常私たちの足に降りる血の量は、安静時には毎分5リットルです。 訓練された運動選手にとって、彼らの最大の血流量は毎分20リットルとなるでしょう。
これらのエリートサイクリストのうちの1人は、1分あたり約40リットルという倍増するでしょう。 大量の血液が流れています」
LOTTOのTomasz Marczyński
Looks like @LeTour is coming 😲🤣✌🏻 @Lotto_Soudal pic.twitter.com/fYADxKDFyk
— Tomasz Marczyński (@TMarczynski) 2018年7月1日
そうではない、とLaunikonis博士は語る。
「運動を終えた後、静脈は現れている。血流は高度に調節された方法で動脈を通って加圧される。
私たちが目にしているのは静脈なのです。そしてそれらの静脈内の圧力はずっと少なくなっています。長期間にわたって彼の足に押し込まれている高レベルの血流があります、そしてそれはまだ運動後にはそこに留まっているのです。
レクリエーション運動をしている人には起こりそうにない。明らかに、プロフェッショナルなサイクリングイベントに乗っているライダーのように、エリートアスリートでしか起きないことだ」
体脂肪率を限界まで絞っているプロサイクリストだからこその脚なのでしょうね。血管が浮いて見えるのは運動中と、そのあとの血流量によるものなんだなと納得しました。
脂肪がないからこそ、脚も細く血管も浮いて見えちゃうんでしょうね。
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