ヘルメットの機能の一つであるMIPSは、わかりやすくするために製品ライン全体の名前を変更することになった。
MIPSはMulti-directionImpact Protection Systemの略で、ヘルメットに組み込まれている安全機能のこと。
MIPSは低摩擦層であり、特定の衝撃が発生した場合に脳に伝達される回転運動を減らすために、ヘルメットと頭の間で全方向に10〜15mmの相対運動を可能にしている。MIPSは、さまざまなブランドのヘルメットに追加されている。
MIPSとは
ヘルメットの内側に保護レイヤーを設け、衝撃を受けた方向に頭部をスライドさせることで保護性能を向上させ、脳へのダメージを軽減させる革新的なテクノロジー。
MIPS搭載のヘルメットには、イエローのMIPSロゴが付記されている。
MIPSの機能がついたヘルメットは自転車用だけでなく、スキー、馬術、モトクロス、ロッククライミング、建設工事なども含まれる。
5つのクラスで構成
現在、スウェーデンの会社MIPSは、「ヘルメットの安全製品をより適切に定義し、使用目的に基づいてそれぞれを分類する」ための新しい命名システムを立ち上げている。
新しく簡素化された製品範囲は、
- MIPS Essential
- MIPS Evolve
- MIPS Integra
- MIPSAir
- MIPS Elevate
の5つのクラスで構成される。
最上位のMIPS Essentialは、最も堅牢なシステム。MIPS Evolveは、フィット感、改善された換気、軽量構造を備えたヘルメットで、おそらく世界で最も使用されているヘルメット安全システム。
Integraは、最もシームレスなフィット感とパフォーマンスを約束する。
airは最も軽いシステムで、文字通りヘルメット内に空気が流れる。
Elevateについては、建設工事のヘルメットとなるので自転車には関係がない。
今後、自転車用のヘルメットにMIPSが搭載された場合には、MIPSの黄色いマークだけでなく、グレードも表示されるようになるはずだ。
これらの分類がいつから消費者に伝えられるのかは時期は知らされていない。
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