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ゲラント・トーマスが勝利を逃した奇妙なゴールシーンについて語る

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Photo credit: Corey Templeton on VisualHunt.com
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ツール・ド・ロマンディ第4ステージは、雨、濃霧のために大変厳しいステージとなった。

最後のスキーリゾート、ティヨン2000に向けて登っている時の気温は2度。頂上付近ではミゾレになっていて、もうライダーが走れる状態を越えていたと言っても良いだろう。

レースは、最後にマイケル・ウッズ(Israel Start-Up Nation)とゲラント・トーマスの争いとなる。だが、最後のゴール手前でゲラント・トーマスは落車してしまう。

単に滑っただけかと、思ったがこれについてゲラント・トーマスがゴール後に語っているので聞いてみよう。

 

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寒さも影響か?

こちらは問題のゴールシーン

 

ゴール前でマイケル・ウッズが仕掛けたが、ゲラント・トーマスが抜き返しているのがわかる。最後に、ゲラント・トーマスがスパートを掛けようとした瞬間だった。

左右に振れたトーマスが落車してしまう。

この落車についてゲラント・トーマスは

寒さのために手に何も感じず、ギアを変えようとしたが、ハンドルバーのコントロールを失ってしまった。

あのギアに留まって2位になっただけでも…でも、あそこで転倒してしまったのはなんてことだと思う。最後に時間を失うのは本当にイライラする。

トーマスは、ゴールスプリントに向けて、右手でギアチェンジをするつもりだったようだ。

ここまでして勝ちたいのは、ゲラント・トーマスが勝利から遠ざかっているためだろう。最後に勝利したのは2018ツール・ド・フランス第12ステージまでさかのぼらないといけない。

トーマスが転倒している間に、ベン・オコナー(AG2Rシトロエン)が彼を抜いて2位になった。何とか立ち上がって、ウッズから21秒遅れの3位でゴールしたが、総合では2位となっている。

出来れば、ステージ優勝と総合獲得が理想だったはずだ。それか、ステージ優勝はマイケル・ウッズに譲って、総合を勝ち取るのが良かったのかもしれない。

何故なら最終ステージは16.9kmの個人タイムトライヤル。ゲラント・トーマスがマイケル・ウッズを11秒上回れば良い。

冷静な判断が出来ていれば、無理をすることはなかったように思う。

最終ステージでは間違いなく、トーマスが勝つだろう。ついでに言うと、リッチー・ポートとローハン・デニスが再び総合上位に上がってくることも間違いないだろう。

最終日に天気が良いことを期待しておきたいが、予報では雨となっている。これ以上の落車がないことを祈っておきたい。

 

 

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