イネオスはツールのメンバー8人を発表。
リーダーは明確に指名されていないが、タイムトライヤルの距離を考えると、実質的にリーダーはゲラント・トーマスとなる。
ゲラント・トーマスはVelonのインタビューで、今年のツールに対して山岳だけでなく、ミスなくすべてのステージを走り切る必要があると言っている。
ライバルなどについて誰を上げているのか聞いてみよう。
登りだけではない
ツールのコースについて
ツールでTTが増えるのはいいことだ。それも、登りっぱなしの山岳TTではなく、普通のTTがね。
ツールで勝つためには、すべてをうまくこなす必要があり、登りだけではないからね。
僕が最初に参加したツールでは、50kmのTTが2回あったから、それとはかなり離れているけど、近年よりは多いよ。
TTの重要性
TTでは、58kmの距離で1分以上の差がつく可能性があるので、間違いなく重要なレースになるだろう。
また、山岳では、最近は大きな差がなくなってきている。今年はまったく違うかもしれないね。
TTは簡単にアドバンテージを得られる場所ではないが、もし小さなクライマーよりもTTが得意であれば、時間を稼ぐのに適した場所となる。
誰がライバルとなるか
2020年に活躍した2人のスロベニア人ライダーがいるのは明らかで、彼らは非常に強力なチームも持っている。ログリッチとポガチャルが優勝候補の2人となる。
最近は良いチームや良いライダーがたくさんいるので、誰かを逃してしまうこともあるだろう。
スイスで活躍したリゴベルト・ウラン、アレクセイ・ルチェンコ、ミゲルアンヘル・ロペス、モビスターにはエンリク・マスという選択肢もある。
ダークホースについては…何とも言えないが、私の目には、優秀な総合勢はすべてダークホースではないように映っている。
ミゲルアンヘル・ロペスは去年の最終TTまで上位にいたので、みんな予想していなかったかもしれない。2つのTTは彼のアキレス腱なので、そこがどうなるかを見てみたい。
コースの視察
リッチー・ポートを除いて、ほとんどの重要なステージを視察した。
リュス・アルディダンの山岳を再確認し、ボルドーの最終タイムトライアルを見て、モン・ヴァントゥを走った。
アンドラには下り坂で終わるステージがあるが、それも再確認した。最初の週の最後の2日間の登り坂も再確認したし、ツールに向けて最初のタイムトライアルも再確認する。
厳しいステージはすべて知っているが、脚力が十分にあるので、最速で登れることを期待している。
20秒、30秒の差で頂上を越えれば、誰もつれ戻すことは出来ない。山頂フィニッシュは3回だけだが、それ以外の日はとても重要な日になるだろう。
最低でも6日間はハードな山の日になると思うが、それ以外にも大変な日があるだうろね。
TTでは、ログリッチ、ポガチャルとあまり変わらないだろう。問題は山岳フニッシュで彼らと互角に走れるかが問題となる。
誰が総合上位を争うとしても、ミスを犯すと一気に差がつきそうだ。
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