クリス・フルームはツール・ド・フランスで個人的な好みのブランドを多数使っているようだ。
ロードキャプテンとしてツールに参戦しているが、それでもベスト尽くすためにバイクは好みのカスタマイズが多数されている。
フルームは、シーズン開始前にディスクブレーキについて持論を展開していたが、現在はリムブレーキではなくディスクブレーキを使用している。
フルームの、その他のカスタマイズを見てみよう。
Lightweight Meilensteinを使用
フルームさんはライトウェイトのディスクブレーキ。 pic.twitter.com/LRN5AsRAxi
— Kei Tsuji / 辻啓 (@keitsuji) June 26, 2021
イネオスがLightweight Meilensteinを使っていたのは有名な話。今年は違うけど。
フルームもこれに追従して、Lightweight Meilensteinを使っている。これだけでも、凄い価格がするけど、フルームは自腹で買ってるでしょう。
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PHOTOGRAPHY BY PHIL GOLSTON
他のチームメイトとは違うホイールを堂々と使うとは~。さすがフルーム!
フルームは、O-Symmetricチェーリングの長年のファンなので、これを使うのは当然だろう。シーズン当初はShimanokの真円リングだったけど、やっぱり楕円がいいのだろう。
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PHOTOGRAPHY BY PHIL GOLSTON
クランクに黒いテープが貼っているのがわかるだろうか。SRMOriginカーボンクランクが使われているようだ。
チームは、4iiiiおよびShimanoクランクベースのパワーメーターを使用してるので、フルームだけが違うということになる。
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PHOTOGRAPHY BY PHIL GOLSTON
ハンドルも他のメンバーは、FactorのブランドであるBlack Incの統合ハンドルを使う。
しかし、フルームはFSAの軽量OS 99カーボンステム(126g)を備えた、より伝統的なツーピースのバーとステムのコンボを使用している。
ISNチームのメカニックは、この非標準のセットアップにもかかわらず、内部ケーブルルーティングでエアロのメリットを維持している。
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PHOTOGRAPHY BY PHIL GOLSTON
サドルも違っていて、他のメンバーはSelle Italiaのサドルが供給されているが、フルームはアルミレールを使用した不明のブランドを使っている。
多分、フルームがいつも選んでいたFizikではないかな。サドルは合わないと走れなくなるので変えているライダーは多い。
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PHOTOGRAPHY BY PHIL GOLSTON
フロントのディスクブレーキも変わっている。Rotor Unoフロントディスクキャリパーを使っている。
リアは、ShimanoDura-Aceキャリパーをそのまま使っていることを考えると、何故フロントだけ違うのか良くわからない。フロントローターとパットの摩擦の関係なのかも。
サドル、クランク、チェーンリング、ホイールなど軽量化や、実用性を追求していることがわかる設定だ。
スボンサーからのパーツを使わなくて良いのはチームではフルームだけ。チームはリムブレーキでさえ、フルームが望むのならば使っても良いと言っている。
来年度もプランBはなく、フルームがリーダーとなる路線は変わらないようなので、更にカスタマイズが加速するかもしれないですね。
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