誰もが注目しているバイクの一つが、グランドツアーのスペシャリスト、クリス・フルームの乗る FACTOR OSTRO VAMだろう。
フルームはインスタでFACTOR OSTRO VAMについて良い面を述べていたが、ディスクブレーキに関しては嫌いなようだ。
FACTOR OSTRO VAM
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FACTORによると、OSTRO VAMは、O2 VAMの軽量とONEモデルのエアロ性能を融合させたエアロディスクブレーキバイクだという。
これは、2台のバイクを1台にまとめるという2020年の市場の一般的なトレンドを踏襲しており、このカーボンレーサーに期待されるすべてのものを見つけることができるだろう。
OSTRO VAMは、無塗装の場合フレーム重量は780gと言われておりエアロでありながら軽く仕上がっている。
山岳を走る時には、更に軽いO2 VAM軽量バイクに乗るはずだ。

photo LIAM CAHILL
フロントエンドは、ハンドルバー、ステム、ヘッドチューブの内側にブレーキとギアの配線がすべて隠されており、完全に統合されている。

photo LIAM CAHILL
フルームのバイクでは、フロントエンドにはシマノのデュラエースDi2ワイヤーと油圧ブレーキホースが装着。もし彼がステムを見つめているのを見つけたら、おそらく彼のヘッドユニットのデータを見ているはずだ。
Israel Start–Up Nationが使用するサイコンは、Hammerheadの Karoo 2のはず。

photo LIAM CAHILL
データは4iiiiのパワーメーターから送られて、フルームの目にはBlack Incのがっしりとした一体型のバー/ステムが見られる。
フルームは自分のペースで登り、小さなギアを使って脚を回転させて登ることを得意としている。
画像を見る限りでは、イネオスで使用していた楕円リングO.SYMETRIC(オーシンメトリック)から、標準的なデュラエースのラウンドチェーンリングに変更されている。
慣れ親しんだ楕円でなくても大丈夫なのかな?
フルームはその日の地形に応じて、34Tのインナーチェーンリングから56Tのアウターチェーンリングまで、あらゆるものを使用してくるだろう。

photo LIAM CAHILL
バイクの後部には、CeramicSpeed OSPWシステムを使用するオプションがある。パワー削減が謳われているが、フルームは細部にまでこだわりを持っている。
ISNの選手たちが使用しているもう一つの非標準的な選択は、スイスストップのディスクブレーキパッドとローターで、フルームのディスクブレーキでの初のフルシーズンレースとなる。

photo LIAM CAHILL
ホイールはファクターのインハウスブランドBlack Incで、ライダーは30mm、45mm、60mmのディープチューブラーレースホイールを選択することができる。
タイヤはMaxxisがチューブラーとチューブレスの両方を提供している。アレックス・ダウセットがジロで勝利したMaxxis High Roadを使うはずだ。
チームにはSelle Italiaのサドルが供給されているが、これはフルームがいつも選んでいたFizikからの脱却となる。
クリス・フルームのIsrael Start–Up Nationでのデビュー戦はUAEツアーから。暖かいカリフォルニアでトレーニングをしていた。すでに左右の足の筋力差はなくなったと言い、リハビリの段階は終わったという。
1年前のUAEツアーと比べてどれだけ違う走りを見せてくれるのか楽しみにしておきたい。
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