エスデバン・チャベスは、Mitchelton-Scott と2年間の契約延長にサインした。
決して、順調ではなかった苦難の道を乗り越えて2019年シーズンに復活したエスデバン・チャベス。
この延長により、エスデバン・チャベスは2014年にCafe de Colombia – Colombia Es Pasionでブロデビューしてから、Mitchelton-Scottで7年間走ることになる。
グランツールライダーとして成長
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— Mitchelton-SCOTT (@MitcheltonSCOTT) October 11, 2019
2014年にOrica GreenEDGE (現Mitchelton-Scott)と契約し、ワールドツアーデビューを果たす。
2015年のブエルタ・ア・エスバーニャ第2ステージで、トム・デュムランを破ってグランツールでの初勝利を上げる。
この勝利によって、チャベスはマイヨ・ロホを6日間着て、最終的に総合5位でゴールした。
2016年のジロ・デ・イタリアでもステージ1勝と、マリア・ローザの着用。最終的にヴィンチェンツォ・ニバリについで総合2位でフニッシュ。
ブエルタでは、総合3位と着実にグランツール総合優勝狙える選手として順調に成長していた。
当然、2017年はツール・ド・フランスを制覇することに照準を合わせるのは当然の流れだった。
苦難の2年
だが、2017年膝のケガによりシーズン前半を棒に振ってしまう。ツールはサイモン・イエーツがエースとなり、チャベスはブエルタに照準を合わせるが総合11位に沈んでしまう。
そして、前年に優勝しているイル・ロンバルディアの前に肩を骨折してしまいシーズン終了。
2018年シーズンには、伝染性単核球症にかかってしまう。第6ステージのシチリア島エトナ山山頂ゴールを制したが、ジロを総合149位で終えたあとからレースを走ることはなかった。
そして、長い療養を経て2019年シーズン、チャベスはジロで復活の勝利を上げる。
第19ステージのサンマルティーノ・ディ・カストロッツァ山頂フィニッシュに向けて、エスデバン・チャベスは何度もアタックを繰り返した。
ラスト2.5キロでようやく独走状態になったエスデバン・チャベスは最後までその足を緩めることなくゴールまで突き進む。
長い苦難の日々を過ごしてようやくつかんだ復活の勝利。あきらめずに戦い続けたエスデバン・チャベスはチームとの延長契約も勝ち取ることが出来た。
2020年シーズンは、アダム兄弟と揃ってグランツールを狙うライダーとしてチームを引っ張っていけるようになるかもしれない。
長い苦難を乗り越えて復活したエスデバン・チャベス。是非、グランツールの頂上を目指して最高の状態を取り戻して欲しい。
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