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EF Education-EasyPostのボスはUCIの降格システムを馬鹿げたレースのやり方だと批判

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Photo credit: Ronan Caroff on VisualHunt
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EF Education-Easypostのゼネラルマネージャーであるジョナサン・ヴォーターズは、2022シーズンのワールドツアー降格争いを生き残るためにチームが行った不条理なレースを見逃すことはないだろうと語っている。

UCI公認の多くのレースでは、複数の上位入賞ライダーがいれば、優勝よりも高いポイントを獲得することができる。これは、シーズン後半に降格に直面したチームにとって、有利な戦略であることが証明された。

また、グランドツアーのステージ優勝よりも、1クラスのワーデーレース優勝のほうがUCIポイントも多い。

これにより、レースのやり方もおかしくなったとジョナサン・ヴォーターズは、取材で話している。

 

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一人の勝利よりも3人のトップ10

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ジョナサン・ヴォーターズは、今シーズンのレースのやり方について、馬鹿げていたという具体的な例を上げて説明している。

 

「来シーズンは、トップ10に3人入れば上出来ではなく、レースに勝利することに集中することができる。つまり、それは最も愚かなことなんだ。そんなレースは大嫌いだ。

9月には、2位、6位、9位を獲得したから良かったという感じだった。UCIポイントを獲得するためには、3人全員が必要だったんだ。

トップ20に何人も入ろうとする中で、あのようなレースをするのは本当に不条理なことで、組織のみんなにとっても迷惑なことだ。

でも、来シーズンは、そんなレースをしないことを楽しみにしているよ。」

 

チームが降格争いに巻き込まれた理由

Image credit: lanternerouge

 

上記は、2020年から2022年までの3年間トータルのUCI獲得ポイントのチーム順位だけど、EF Education-EasyPostは最終的に14位で終えている。

降格争いに巻き込まれた理由は、シーズン前半に多くのライダーが病気で走れなかったことが原因だ。3月中旬までに、30人のライダーのうち19人がコロナやその他の病気で休んでしまったのだ。

チームは、すぐにLotto SoudalとIsrael – Premier Techと共に降格争いに巻き込まれてしまう。そのため、UCIポイントを獲得するために、チームはレース数を通常60から74まで増やしている。

 

「3月と4月は、非常にレベルの高いワンデーレースがたくさんある。そして、驚くべき速さで尻すぼみになった。

来シーズンも、ツアー・ノルウェーやミラノ~トリノのように、普段はやらないような、でも自分たちに合ったレースにライダーを送り込むこともする予定だ。

ベルギーやフランスで追加のレースに参加するつもりはない。」

 

結局、次の3年間もUCIポイント獲得のために、よりポイントの取りやすい、獲得ポイントの多いレースにメンバーを送り続ける戦術となりそうだ。

チームは来シーズン、リチャル・カラパス、ミッケルフレーリク・ホノレを移籍で補強している。カラパスは今シーズンUCI獲得ポイントで18位。

スプリンターを獲得するよりも、ステージ優勝、山岳賞、ワンデーレースで獲得する可能性が高く多様性がある。チームの戦い方も少し変化しそうだ。

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