第13ステージでは、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのアシストは大きなタイム差を逃げに与えた。
このため、総合勢の争いはタイム差を競うものとなった。予想通り、最後の山岳でRed Bull-BORA-hansgroheが集団を絞っていく。
そして、プリモッシュ・ログリッチがアタック。ベン・オコナーは全くついていけず、アシストのフェリックス・ガルからも遅れた。
結局ゴールでは、プリモッシュ・ログリッチがベン・オコナーを1分54秒引き離した。これにより総合ではタイム差は1分21秒差となっている。
プリモッシュ・ログリッチ 完全な自信は?
#LaVuelta24, Stage 13
⛰️ PUERTO DE ANCARES (last 5.51 km, 11.40 %, 628 m)
Primoz Roglic
19:12
17.22 Kph
VAM 1963 m/h
6.63 W/kg (est.)(est.) = “65 kg”, “27 % drafting” pic.twitter.com/7eJhui3V5e
— ammattipyöräily (@ammattipyoraily) August 30, 2024
上記投稿のように、プリモッシュ・ログリッチは1級山岳プエルト デ アンカレスで6.63倍という驚異的なパワーで登っている。
ただ、向かい風がありタイムは19分12秒となっている。それでも、エンリク・マスとリチャル・カラパスを58秒も引き離してゴール。全てのライダーを圧倒して上がったのだから最強だったのは間違いない。
プリモッシュ・ログリッチのコメント
勝つこともあれば、負けることもある。今日、僕は正しい側にいたよ。
プエルト・デ・アンカレスでオコナーが苦戦しているのを、感じ取ったのだろうか?
そうでもないよ。私が影響を与えられるのは自分だけ。チームと一緒にベストを尽くす。それで十分だった。
この成功は、これからの厳しい週末に向けて大きな自信となる?
そうだね。でも、さっきも言ったように、まずはこれを楽しもう。勝つのはうれしいし、うまくいくのもうれしい。一日一日を大切にしないとね。
チームは、今日のフライトをコントロールしないことに決めてましね。だからステージ優勝は狙わなかったんですね。
まだ完全な自信はないんだ。だから少し控えめに走ったんだ。
Red Bull-BORA-hansgroheは、最後まで集団の前に出なかったために力を温存。1級山岳プエルト デ アンカレスで集団を引きちぎる走りを披露した。
ベン・オコナーとのタイム差を出来る限り縮める。まずは、それが最優先課題だ。
ベン・オコナー 大した事はない
“Roglic GOES for it!” @rogla put the hammer down on a huge day in the @lavuelta GC battle, taking nearly two minutes out of Ben O’Connor’s overall lead #LaVuelta24 #couchpeloton pic.twitter.com/MJLqCyci2W
— SBS Sport (@SBSSportau) August 30, 2024
ベン・オコナーはアシストのフェリックス・ガルにもついていけなかった。そもそも12%を越える勾配ではドラフティング効果はあまりない。
フェリックス・ガルも総合で9位に位置しており、残るステージを考えるとタイムを落とすのは得策ではない。まして、来シーズンにベン・オコナーはいない。
ベン・オコナーのコメント
今日は大したことはなかった。正直なところ、すぐに降ろされたよ。
とても残念だけど、幸運にも僕はまだリーダーだ。それは良かった。最後の上りは自分のペースで走らなければならなかったけど、それほどでもなかった。
残りステージでも厳しい登りが待ってますが。これからどうなるでしょうか?
これからどうなるか? 誰にもわからない。でも数日前はとても良かった。今はできる限り回復に努めたい。
ブエルタはベン・オコナーに容赦ない。まだ、登りゴールが4ステージも待っている。1分21秒差はセーフティーリードではなくなった。
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