今回のジロでは、逃げにIsrael – Premier Techのデレク・ジーが入っていても誰も驚かない。
それほど、良く逃げに乗っている。しかも、2位が3回という素晴らしい成績。だけど、優勝には届かないのだから本人は悔しい思いをしている。
- 第8ステージ 197km逃げて2位
- 第10ステージ 184km逃げて2位
- 第13ステージ 68km逃げて4位
- 第14ステージ 176km逃げて2位
第8ステージで、ベン・ヒーリーに続いて2位となった時には、勝ったような気分と言っていたが、第14ステージの2位には本当に悔しい思いをしている。
ゴールでは顔を~
Tweede Giroritzege voor @NicoDenz Een klap in het gezicht van @DerekGee7 die voor de derde keer tweede wordt 😀 pic.twitter.com/colN4YkZFg
— Karl Vannieuwkerke (@Vannieuwkerke) May 20, 2023
ゴールでは、ニコ・デンツの後ろからまくりに入ったが、惜しくも届かず。しかも、ニコ・デンツが万歳した時に、顔を殴られている。
もう、二重の悔しさだっただろう。今回のゴールでは流石に悔しい思いを隠せない。
Pure heartbreak 💔
The Derek Gee show continues to deliver all the emotions this Giro.
Take a bow, Derek. You’re showing the world what you’re made of 👊
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🇮🇹 #Giro pic.twitter.com/VH3KMulIhR— Israel – Premier Tech (@IsraelPremTech) May 20, 2023
間違いなくさまざまな感情が入り混じっている。もしゴールに入ってきたときに、私がその足でそのようなゴールシーンになるだろうと自分に言ったなら、おそらく信じなかっただろう。
それはとても痛かった。心を傷つけた。つまり…ニコは本当にこのステージの勝利に値するのだが、自分はそれをとても望んでいた。
彼はとても強かったが、最後は僅差だった。毎回近づいているのに2位に終わるのはフラストレーションだ。
残り1分近くになった時点でレースは終わったと思ったが、スティーブン・ウィリアムズがMovistar Teamと素晴らしい走りを見せてくれて、レースを取り戻し、飛び越えるチャンスを与えてくれた。
サイモン・クラークも素晴らしかった。彼は通りを知っていて、いつ行くべきか、何をすべきかを教えてくれた。今日の彼の経験は非常に貴重なものだった。
チームが私のために尽力してくれたのに、今日は勝つことができず残念だ。ステージの長さは200kmだったが、あと数メートル長かったら良かったですね!
デレク・ジーは、2022カナダ選手権タイムトライヤルチャンピオン。トラック競技もやっていて、2018世界選手権チームパーシュートに出場。
東京オリンピックのカナダ代表の資格も得ていた。今年、Israel Cycling Academyから昇格しており、初めてのグランドツアーである、ジロ・デ・イタリアでここまでの大活躍。
チームもここまで活躍するとは思ってなかったというほどだ。
Israel – Premier Techとは2025年まで契約しており、今後も活躍が期待できる。このジロでも、残るステージで、また逃げを見せて貰いたい。
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