FDJ-Suezのエースとして走るデミ・フォレミングが、トレーニング中に落車事故に見舞われた。
顔面や体に打撲を負った彼女は、SNSで「アスファルトにキスをするのはおすすめしない」と自虐的に報告していた。
だが、彼女が本当に伝えたかった怒りは別のところにあったようだ。
「大丈夫?」の一言すらなかった
Demi Vollering:
“Gracias a los 3 coches que me vieron y ninguno me preguntó si estaba bien. Me da mucha confianza en la humanidad. Me recuerda que mucha gente está ocupada en sus cosas. Gracias de verdad al ciclista que se paró. Y a mí equipo que llegó pronto” https://t.co/1claNPrXdl pic.twitter.com/VO5VsPwdC8— elsterrato (@elsterrato) December 18, 2025
デミ・フォレミングは、怪我の様子をInstagramに投稿しているのだけど、これを投稿するとグーグルから削除命令がくるので落車時の動画を上に掲載。
彼女の表現を借りれば、アスファルトにキスをして、混乱しながら起き上がろうとしていた時、何台かの車がその脇を通り過ぎていったと。
「私が転んで、起き上がろうとしている横を車が3台通り過ぎていった。でも、誰一人として止まって『大丈夫か?』と聞いてくれる人はいなかった。
もし誰かが道に倒れていたり、転んだりしているのを見かけたら、どうか車を止めて安否を確認してください。それは人間として当たり前のことではないでしょうか?
止まってくれたサイクリストに心から感謝する。そしてすぐに駆けつけてくれた私のチームにも。」
彼女はドライバーたちに苦言を呈している。人としてのモラルを問う 彼女は、自身がプロサイクリストである以前に、一人の人間として扱われなかったことに強いショックを感じている。
まあ、困っている人がいたら助けてあげるのが人のすることですよね。私も落車したりパンクしたりしている時に、何度も助けられた。
事故は、FDJ-Suezでの2年目のシーズンに向けて準備を進める中で起きた。
29歳となったデミ・フォレミングは今シーズンもフランスチームで目覚ましい成功を続け、自身2度目のストラーデ・ビアンケ優勝、自身2度目のブエルタ・フェメニーナ優勝、自身3度目のイツリア優勝、そして自身初となるボルタ・ア・カタルーニャ優勝を果たした。
しかし、ツール・ド・フランスフェムでは落車の影響もあり2023年以来の制覇とはならず総合2位。ヨーロッパ選手権も初制覇している。
大きなけがはしてないけれど、無事にトレーニングの戻れることを祈っておこう。




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