フランスで行われているルート・ドクシタニーの第3ステージでは、イネオスのトレインの力が改めて示された。
クリス・フルームも最後の山岳で中間地点から集団を牽引。山岳での回復振りを見せていた。
問題は、クリス・フルームはその後、集団から切れて登っていたときのこと。
以下の動画を見てほしい。
フルームは、Groupama – FDJのブルーノ・アルミライル(Bruno Armirail)に引かれて上がっている。
ソーシャルメディアで広く共有された動画の中で、観客は腕をあげてフルームにブーイングしている。
フルームは観客の方を振り返って腕を上げている。
多分、フルームは「くたばれ、バカ!」と言っているような。
この様子を撮影した観客は、
ブルーノ、加速しろ、加速しろ、フルーム、アレ、アレ、アレ!
と叫びながら、選手たちを励ましているのが聞こえている。
フルームが怒ったことに対しては、彼は正しいとツイートしている。
フルームもずっと引かれていた訳ではない。上の写真でもわかるようにブルーノ・アルミライルと一緒に上がっている場面もある。
フルームはツール・ド・フランスを4回獲得しているが、いまだにフランス国民の心をつかんでいる訳ではない。
2018年のサブブタモールの件でも、ブーイングを浴びている。また、2015年の山岳ステージでは尿を投げられたと言っている。
それにしても、残念な出来事だと思う。未だに、走っているだけでブーイングを浴びてたら頑張って走っているライダーはたまったものではないだろう。
特にアドレナリンが出ている状態では、つい声をあげてしまうこともあるはずだ。
今後のレースでファンからのブーイングなどないように願いたい。
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