タデイ・ポガチャルはクイーンステージでの復活を期待していたが、第17ステージで敗退となった。
ヨナス・ヴィンゲゴーから、7分以上遅れており、ツールの勝利は頭から離れているだろう。
ロゼ峠でタデイ・ポガチャルに何が起こったのか。これについて、UAE Team Emiratesのチームマネジャーであるマウロ・ジャネッテイは説明する。
裾野が狭い
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— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) July 19, 2023
2020年と2021年のツール・ド・フランス覇者のタデイは、第17ステージ終了後に「自転車に乗ってきた中で最悪の日の1つ」について語っている。
UAE Team Emiratesのリーダーに何があったのでしょうか?
私たちは現実と向き合わなければならない。彼はリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでクラッシュしてから5週間トレーニングできなかった。
彼はツールまでの準備期間でまだ3週間半しかバイクに乗っていないんだ。バスク地方でのステージの後、私たちはこう思った。すごい、それは可能だということだ。
結局のところ、私たちはタデイについて話しているが、彼がこのツールでも成長するという保証がないことは最初から明らかだった。
プロのサイクリストとしてトレーニングを1週間行わないことは、5週間どころか、すでに大変なことなんだ。
私たちはワンデーレースについて話しているのではなく、ツールについて話している。ツールに備えるためには、たくさんの仕事とトレーニングキロをこなさなければならない。
レースの序盤で落車してましたが、その影響はあったと考えられますか?
昨日のクラッシュは彼のパフォーマンスに影響を与えなかった。それは完全に集中できなくなっているというサインでもある。それは疲労のサインだ。
タデイも病気ではなく、ただ疲れているだけだ。タデイは現在のコンディションでツール2位という事実を誇りに思っていると思う。
ボカチャルは、春の多忙なスケジュールを減らすべきですか?
タデイがリエージュ～バストーニュ～リエージュで優勝し、ポッジョとアウデ・クウェアモンでアタックしたとき、誰もがこう言った。すごい、彼は世界最高のライダーだ！
そして今、彼はツールに完全に集中しなければならない…これがタデイ・ポガチャルだ。今年の彼の裾野は狭すぎた。
第16ステージの個人タイムトライヤルで見せたようにヨナス・ヴィンゲゴーは100%の仕上がりでツールに望んでいる。地球外生命体と言われるほどの走りに対抗するには、90%では決して勝てない。
タディ・ポガチャルは、クラシックにも強いし、グラベルにも強い。ただ、ツールを念頭におくならば、レースを選択する必要が出てきている。
コメント
ヴィンゲゴーがツール1点集中している以上、ポガチャルも同様のアプローチを取らないと厳しい…。でもそんなポガチャルはあまり見たくないなぁ…。
ヴィンゲゴーがジロやブエルタも視野に入れ始めるとまた情勢が変わるのかもしれませんね（ログリッチがいなくなってからか？）
そう、何もかも取っちゃうカンニバルな走りを期待してしまいますね。来シーズンのスケジュールが気になる所。
来シーズンも、ヨナス・ヴィンゲゴーは100%の仕上げを目指して高地トレーニングざんまいでしょう。どう、タデイが準備するのかも見ものです。