Canyon Grail グラベル バイクは、2018年から登場している。
今回更新のCanyon Grailは、2023世界グラベル選手権女子エリートで、カタジナ・ニエウィアドマがプロトタイプで独走勝利している。
すでに実力は証明済みと言った感じか。Canyon Grailは、賛否両論のあった二階建てハンドルバーが廃止され、よりエアロになったバイクとなっている。
Canyon Grail
Canyonは、新しいGrail を安定的でありながら機敏にすることに重点を置いていると述べている。
Canyon によると、風洞内で第一世代の GRAIL を連続してテストしたところ、新世代は時速45km/hで 9.1wと大幅に節約したとある。
チューブの形状の一部はCANYONのクライミングバイク「Ultimate」の影響を受けているという。
Grail CFR フレームの重量は、指定されていないサイズで 855g。CF SLXフレームの重量は933g、CF SLフレームの重量は953gだという。
ボトムブラケットとヘッドチューブで測定したパワー伝達に関して、CFR フレームは CF SLX よりも 10%硬いと言われている。
フォークの横方向と正面の剛性は、CF SLX に比べて 4.5%向上している。
ハンドルは非常にシンプルとなった。上部で緩やかなダウンスイープと5度のバックスイープを実現。
レバーで少し角度を付け (5 度)、その後ドロップで少し角度を付けて (16度) フレアドロップとなっている。
フレーム自体の最大の変更は、内部フレーム内ストレージと外部統合ストレージの導入。
内部については、CANYONがロード ダウンチューブ ストレージと呼ぶグローブボックス ドアが追加されている。
ネオプレン バッグの中に、予備のチューブ、CO2、インフレーター、タイヤレバーを入れることが可能。
Canyonは洗練された一体型の Load Fidlock Quickloader 部分フレーム バッグを作成した。
各フレームに合わせた個別のサイズのバッグであるクイックローダーは、磁気フィドロック スタッドで所定の位置にしっかりと固定され、背面のリリース ストラップを引くことで取り外すことができる。
CANYONによれば、バッグを持たない場合と比べて 1.5Wのパワーを節約しながら、内部にはジャケットや追加のライドスナックなどの追加のレイヤーを持ち運べる十分なスペースがある。
Canyon Grail CFR LTD SPEC
- フレーム : Canyon Grail CFR
- グループセット: SRAM Red XPLR eTap AXS、Quarq Spider パワー メーター付き
- ホイールセット: DT Swiss GRC 1100
- タイヤ: Schwalbe G-One RS、700x40mm
- コックピット : CANYON CP0039 ダブルドロップバー
- 公称重量: 8.04kg (ミディアム)
- 色: GRVL DZZL
- 価格 : 126万円
公式サイトには、詳しい解説と8種類の完成車がラインナップされている。
コメント