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CANYONはマチュー・ファンデルプールのハンドル破損を受けてAeroad CFRとCF SLXを乗らないように通知

機材情報
Photo on Visualhunt
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ベルギーのル・サミンのワンデイレースで、マチュー・ファンデルプールの乗るCANYON Aeroadのハンドルが破損した。

これを受けてCANYONは、現在のAeroad CFRとCF SLXに乗っているライダー全員にストップライド通知を発行。

CANYONがスポンサーをするプロのサイクリングチームも、事件の後、バイクを前世代のAeroadとUltimateオールラウンダーに切り替えている。

同社の声明によると、ハンドルバーはCANYONの開発部門と品質管理部門によって分析されていると言う。

 

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ハンドルバーの破損の原因を追究

photo canyon

 

CANYONのハンドルバーは3分割出来るようになっている。さらに、ハンドル幅は可変式となっている素晴らしい機能を持っている。

ケーブルはそのままで、出荷も出来るのでユーザーは組み立てがとても便利だ。

以下は、ハンドル調整の様子の出来る動画

 

マチュー・ファンデルプールのハンドルバーが壊れた箇所は、シフターが所定の位置に固定されている場所だった。

シフトレバーのマウントがメカニックによって締め過ぎられたのではないかとの推測があったが、調査により、設計上の欠陥の可能性に関連する根本的な問題がある可能性がある。

技術的には、STIレバーにストックチタンクランプとは異なるCANYON独自のクランプバンドが取り付けられている。メカニックのエラーやドルクレンチの故障が原因ではないということだ。

ストップライドは、CP0018コクピットを備えた全てのAeroad CFRとCF SLXモデルに適用される。

しかし、乗るなと言われてもねえ~。既存のユーザーは困るだろう。いつ解決されるかもわからないし。

また、同じ調整可能なデザインを特徴とするCP0015コクピットにも適用されるが、マイナス17度のステムを備えているため、これはプロが好むライディングポジションが取れる良いものだったけど。

 

ハンドルのドロップ部分も、マチュー・ファンデルプールは途中で投げ捨てている。

 

ドロップはないは、シフターはブラブラ、ギアチェンジも出来ず、ブレーキは1個しか効かない。

これでも、落車せず最後は集団先頭を引き続けたマチュー・ファンデルプールの技術とハンドルテクニックは凄いとしかいいようがない。

多分、最後の石畳を走っている時にはシフターもドロップも破損していたはず。普通のマアチュアライダーならば落車していてもおかしくない場面だった。

事故が起こらなかったのはマチュー・ファンデルプールのテクニックにあったとも言える。

 

シートポストの問題も

以下はゴール時のマチューの様子。ハンドル部分に注目だ。
 
 
 
 
 
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新しいAeroad は、2020年末に発表され、好成績を収めている。ただ、長期間の使用で、一部のユーザーはシートポストに問題があることを報告している。

200kmライドしたあとに、破損したと。主な問題はシートポストのたわみが大きすぎることが原因だ。体重の重いライダーやシートポストの露出が大きいライダーにとって、これは問題となる。

これについては1月7日に新しいシートポストのデザインについてドイツ特許商標庁に特許を申請している。

既存のユーザーも、今後発売されるAarodも改善されるようにアップグレードをCANYONは約束している。

現在、Aeroadは在庫切れで購入出来ない。5月以降に到着する注文から可能となる。新しいバイクで問題が解決出来ていることを願っておこう。

 

追記

マチュー・ファンデルプールの父、アンドリュー・ファンデルプールはテレビ番組で、

クールネ・ブリュッセル・クールネでは、彼は同じハンドルで車にぶつかった。

そしてル・サミンで彼はひどい穴に入り、ハンドルバーが壊れた。それは構造的な問題ではないと思う。誰もがそのバイクに乗っているしね。

と語っている。本当の所はわからないけど、それも含めて調査は必要だろう。

 

 

 

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