Argon 18は、エアロロードバイクであるNitrogen Proの空力効率と、軽量ロードバイクであるGallium ProDiscの軽量化を組み合わせたと言われる新しいロードバイクであるSum PROを発表した。
Argon 18は、CFD（Computational Fluid Dynamics）分析により、Sumのエアロパフォーマンスは「オールエアロNitrogen Proと同等であり、Gallium Pro Discよりも9％高速」であると主張。
SUM PROとSUMの2種類のフレーム形状を用意している。
ARGON18 SUN PRO
SUM PROは2022年シーズンから一型糖尿病のチームであるTeam Novo Nordiskが使用する。Team Novo Nordiskは、2022年コルナゴからArgon 18にバイクを変更する。
Argon 18 Sum PROは、カムテール翼型チューブ、ドロップシートステー、完全に隠されたケーブルルーティング、D字型のシートポスト、最大700 x30cタイヤのクリアランスを備えている。
最新のエアロロードバイクの必要な性能は満たしている。
photo argon18
ただし、他の多くのブランドとは異なり、Argon 18は、より簡単なフィット調整のために、統合されていないコックピットにこだわっている。
ケーブルは、FSAのACR（Aerodynamic Cable Routing）システムを使用して完全に内部で配線される。
ステムまたはハンドルバーの変更は、アマチュアメカニックの権限の範囲内で可能だ。
photo argon18
Argon 18は、Sumのチューブ形状が不必要な重量を取り除くように最適化されていると言う。
そのため、2019ツール・ド・フランスの第6ステージのシミュレーション（約3,500mの登山と、ラプランシュデベルフィルでのサミットフィニッシュを含む）の場合、ブランドの以前の軽量クライミングバイク、Gallium Pro Discよりも75秒の時間を節約できると主張している。
photo argon18
Argon 18は、SumProとSumの2つの異なるフレームバージョンで提供している。
Sum ProフレームとSumフレームの重量は、それぞれ850gと890gで、中型/ 54-56cmのサイズで、塗装が施されている。
photo argon18
Sumのエアロ機能には、砂時計型のヘッドチューブ、ダウンチューブから空気をそらすと言われるエアロプロファイルのフォークレッグ、サイクリングで使用するために空力的に最適化されたダウンチューブなどがある。
スリムでドロップされたシートステイは、バイクの空力性能に貢献するだけでなく、快適性を向上させるとも言われている。
photo argon18
さらに、Argon 18は、D字型のシートポスト、インデントされたシートチューブ、細いトップチューブが、快適さをさらに高めるのに役立つと述べている。
合計すると、コンプライアンスの向上は、Gallium Pro Discと比較して30〜35％であると主張している。
Argon 18 Sum Pro Force eTap SPEC
photo argon18
Sum PROには、SRAM Force eTap AXS とSRAM Rival eTap AXSの2種類のビルドが用意されている。Sumも同様に2種類のビルドが用意。
- フレームセット： Argon 18 Sum Pro
- ドライブトレイン： SRAM Force eTap AXS
- ホイールセット： Hunt 48 Limitless Aero Disc
- タイヤ： VittoriaCorsaコンペティションTLRG2.0、700 x 25c
- ハンドルバー： FSA SL-K SCR Compact
- ステム： FSA ACR ST-OS-160
- サドル： Repente Prime 3.0
- 価格 : $ 8,250(約93万円)
SumProのフレームセットオプションもあり、価格は$ 4,200(約47万円)。
Argon 18 Sumシリーズは、2022年後半でないと販売可能とならない。かなり先ですね。
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